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夢幻水滸伝
第三百七十話 後輩であり友人でありその十三

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「有能無能以前に」
「どうにもならないですね」
「それでそうした人は焦ることもね」
「何度注意してもですね」
「するから。焦って」
 そうしてというのだ。
「周りが見えなくなってね」
「止めてもですか」
「暴走してね」
「取り返しのつかないことをして」
「そしてね」 
 その結果というのだ。
「反省もしないのよ」
「確かにそんな人ですと」
「どうしようもないわね、尚勉強もね」
「せえへんですね」
「そうした人は反面教師にして」
 そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「用いないことですね」
「そうよ、それであたい達はね」
「そうした人を反面教師として」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「やっていくのよ」
「焦らへんことですね」
「急ぐのはええにしても」
 それでもというのだ。
「焦ることはね」
「あきませんね」
「そうよ、あと若し人を監督していて」
 アレンカールは今度はこんな話をした。
「動きが悪いと棒だの鞭だの持っていて」
「そうしたもので打ちますか」
「日本の学校の部活じゃあるあるだけれど」 
 竹刀等を持ってだ、こうした暴力が普通に許されるのが日本の学校の教師の世界であるのだ。学校の教師の生徒への暴力は実際にあることだ。
「奴隷扱いとみなしてね」
「処罰の対象にしますね」
「若しそんな輩がいたら」
「傷害罪で、ですね」
「処罰よ」
 そうするというのだ。
「人権もね」
「守りますね」
「そうするわ、そんなことをする輩こそね」
「問題であり」
「容赦なく捕まえるわよ」
「そして処罰してですね」
「汚物は消毒よ」
 世紀末漫画の様に言った。
「ええわね」
「わかりました」
 アマードは牛乳を飲んでから確かな声で答えた。
「そうします」
「そういうことでね」
「やっていきますね」
「そう、そしてね」
 アレンカールはさらに話した。
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