第三千七百七十一話 確かに謎が多い
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第三千七百七十一話 確かに謎が多い
日本は各国の中で豊臣秀吉を一番よく知っています、何しろかつての自分の上司だった人で生前はいつもお会いしていたからです。
ですがその日本も、です。
「今思えばよく字を知っていましたね」
「そうやねんな」
秀吉さんとお会いしたことのあるスペインも言います。
「当時どの国でも普通のお百姓さんでな」
「読み書き出来る人は少なくて」
「苦手やったよな」
「そうでしたがご自身で書かれていた様な」
今思うとです。
「どうも」
「そういえば妙に物事を知っていなかったかい?」
アメリカは直接お会いしたことはないですがふと思いました。
「あの人は」
「ただ頭の切れがよかっただけでないある」
中国も言います。
「僕は戦っただけあるが」
「まさか実は結構お金がある家でな」
イギリスはこう考えました。
「読み書き学ぶだけの余裕あったのか?」
「貧しかった筈ですが?」
日本が知る限りです、秀吉さんには謎が多いのです。
第三千七百七十一話 完
2024・11・19
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