暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百七十話 後輩であり友人でありその九

[8]前話 [2]次話
「豊かにもなるわ」
「仕事が増えて」
「その分お金が動いてね」
「経済が循環してですね」
「そうなるからね」
 だからだというのだ。
「そうした内政をよ」
「じっくりとしていきますね」
「そうするわ、そしてね」
 そのうえでというのだ。
「勢力圏の拡大とあたいの政策の喧伝もね」
「されますね」
「どういった政を行っているか」
「そのことをですね」
「喧伝して知ってもらえば」
 そうなればというのだ。
「勢力に入った方がええとね」
「善政で豊かになるので」
「平和にもね。そやからね」
「喧伝もされますね」
「これまでは情報は流れるままにしていたけど」 
 喧伝に特に力を入れずにだ、このことも勢力予算にも人手にも余裕がなかったことが大きかったのだ。
「そちらにもね」
「力を入れますね」
「悪名高いけどね」
 こう前置きして話した。
「ナチスの宣伝省ね」
「ゲッペルスの」
「そう、ああした政はね」
「ええですね」
「自分達をアピールして」
「そして知ってもらえば」
「それで支持者も増えるし」
 そうなりというのだ。
「この世界やとね」
「自分達から入ってくれる街や村が増えますね」
「そして冒険者もね」
 彼等もというのだ。
「どんどん来てくれて」
「軍に入ってくれて」
「そしてギルドに所属してくれてね」
 自分達の管轄のというのだ。
「活躍してくれるから」
「喧伝はすべきですね」
「これからはね」
「そしてその為にも」
「あの四人とね」
「国木田先輩ですね」
「五人に頼むわ、四人に産業とかインフラをしてもらって」
 そちらの政をというのだ。
「碧ちゃんは治安をね」
「してもらいますか」
「そう考えているわ、ほなね」
「連絡を取りますね」
「そうするわ」 
 早速というのだ。
「そうしてね」
「そのうえで、ですね」
「あの娘達と一時的にもね」
「一緒にやっていきますね」
「そうして足場を固めるわよ」
「国内の充実ですね」
「ええ、ただね」
 ここでだ、アレンカールは難しい顔になって言った。
「あの四人はほんまいい加減やし」
「いえ、僕にもとても優しい」
「ええ娘達っていうのね」
「気遣いも出来て」
 そうであってというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ