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夢幻水滸伝
第三百七十話 後輩であり友人でありその七

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「問題はね」
「他の星の人の勢力とですね」
「接する様になるわ」
「そうなりますね」
「そのことが問題ね」
「そうですね」
 アマードも確かにと答えた、そうしてフルーツを食べて言った。今は朝なので
パンと卵料理にフルーツの盛り合わせといったメニューである。
「今後は」
「他の子達ともね」
 アレンカールは飲みものの牛乳を飲みつつ話した。
「仲良くしていきたいけれど」
「それは、ですね」
「どうなるか。あとね」
「あと?」
「勢力拡大は順調やけど」
 それでもというのだ。
「問題は内政がね」
「治安と産業の振興ですね」
「インフラもね、人手がね」
「足りないですね」
「あたい達二人やとね」
「ブラジルは広いですさかい」
「ええ、統治システムを整えるけれど」
 アレンカールはこうも話した。
「そやけどね」
「それでもですね」
「システムを整える間もね」
「統治をしていきたいですね」
「そう、内政をね。そしてね」
 アマードに自分もフルーツを食べて話した、バナナにメロンにパイナップル、柑橘類といったものもある。
「中南米でこれまで以上に他国を凌駕するね」
「国力を備えますか」
「そうしたいわ、二億一千万の人口に」
 これに合わせてというのだ。
「産業でね」
「他国を圧倒し」
「その国力を背景にね」
 そのえうでというのだ。
「中南米を統一していきたいわ」
「左様ですか」
「そう考えているから」 
 だからだというのだ。
「内政の人手がね」
「今は欲しいですね」
「そう考えているわ」
「そうですか」
「ええ、それでね」
 さらに言うのだった。
「個々は人を雇おうかしら」
「内政を手伝ってくれる」
「そう考えているわ」
「となりますと」
 アマードはアレンカールのその考えを聞いて述べた。
「日本のあの」
「そう、あの四人にね」
 アレンカールはさらに話した。
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