第二章
[8]前話
「発達障害って言われる人よね」
「実際にそうらしいのよ」
「あの人発達障害なの」
「もうそのサンプルみたいな」
そう言っていいまでのというのだ。
「人みたいよ」
「あの人がそうなのね」
「それでね」
明子はさらに言った。
「前モーツァルトのお話したけれど」
「天才がどうかと」
「どうもあの人もね」
「発達障害だったの」
「色々変な手紙書いたりね」
お世辞にも品がいいものではない手紙が残っている。
「お金見境なく使ったり」
「ビリヤードに使って」
「賭けてね、生活は滅茶苦茶だったらしいし」
「子供みたいな性格で」
「それで音楽には滅茶苦茶集中してだから」
「ああ、言われてみると」
佳代子もまさにと答えた。
「長嶋さん的ね、あの人も」
「そう、もうね」
それこそというのだ。
「あの人もね」
「発達障害だったの」
「ピカソやエジソンやダ=ヴィンチもね」
こうした人達もというのだ。
「そうだったらしいわよ」
「発達障害で」
「あることに夢中になって」
「凄い才能を発揮したりするのね」
「だからモーツァルトは天才でも」
明子もこのことは認める様になった。
「けれどね」
「それでもなのね」
「そう、発達障害だった」
「そのことは覚えておくことね」
「そうだと思うわ」
「そういうことね」
佳代子は明子の言葉に頷いた、そしてだった。
二人で発達障害についてさらに学んでいった、そのうえでこの障害のことをよく知り偏見をなくしたのであった。
モーツァルトは天才なのか 完
2024・11・15
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