第三千七百六十一話 文字も変わる
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第三千七百六十一話 文字も変わる
ロシアは今自分と一緒にいる各国に言いました。
「けれど文字も時代によって変わるわね」
「それはその通りある」
最初に応えたのは中国でした。
「僕は上司が使いにくいからと略体文字にしたある」
「それは確かにあるぞ」
アメリカも言いました。
「文字も時代によって変わるぞ」
「だから平仮名もね」
この文字もというのです。
「普通に変わるよ」
「それでも何でこうなってたんや」
スペインは昔の平仮名を見てあらためて思いました。
「これも進化か?」
「何かあれだな」
イギリスは本気のお顔で言いました。
「カンブリア紀の生きものみたいだな」
「ああ、あの頃変な生きもの多かったな」
フランスも言います。
「日本の平仮名もそんな感じだったな」
「カンブリア紀かな」
ロシアはどうかと返しつつ否定はしませんでした、明治維新までの平仮名の状況を見たうえでのことです。
第三千七百六十一話 完
2024・11・14
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