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夢幻水滸伝
第三百七十話 後輩であり友人でありその四

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「これといってね」
「進出しないですね」
「出来ないわよね」
「はい、アマゾンは」
「そうよね、それに自然環境はね」
「守るべきですね」
「環境破壊なんてやったら」
 それこそというのだ。
「後でね」
「自分達に降りかかります」
「そうなるからね」
「アマゾンについては」
「川沿いの街や村を掌握してね」
 そうしてというのだ。
「環境を保護するわ」
「そうしていきますね」
「進出しないという形でね」
 探検隊を送り調査を行うがというのだ。
「そうしていくわ」
「左様ですか」
「ええ、それでね」
 アレンカールは話を続けた。
「実はまだ軍隊をほな区的に整えてなかったけれど」
「その軍隊もですか」
「いよいよね」
「整えられますか」
「そうしていくわ」
 こうアマードに話した。
「これからはね」
「そうされますか」
「ブラジリアの方もね」
「そうされて」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「他勢力とも万全に戦える」
「そうした勢力にしますか」
「そうするわ、街や村もね」 
「どうしても降らない街や村を」
「攻めるかも知れへんから、ただ」
 アレンカールはアマードにこうも言った。
「武力は最後の最後よ」
「用いるのは」
「そうよ」
 まさにというのだ。
「そうした街や村の前に優れた装備や兵器で武装した大軍を置けば」
「それで、ですね」
「勝てないと思って」
「降りますね」
「それで済めばね」
「ええですね」
「戦はほんまにね」
「最後の最後ですね」
「そう、そしてね」 
 それでというのだ。
「賊やモンスターもね」
「その整えた軍隊で、ですね」
「征伐していくわ」
「そうされますね」
「勢力の旗揚げから暫く内政や平和的な勢力拡大に務めて」
「軍隊は整えられませんでしたか」
「本格的にはね。そやけどね」
 それをというのだ。
「勢力が拡大して内政が充実して」
「そうしてですね」
「予算にも余裕が出来てきたから」
 だからだというのだ。
「いよいよね」
「軍隊を充実させ」
「そしてね」
「その力も用いますね」
「そうするわ、これは陸軍だけやなくて」
 彼等に限らずというのだ。
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