暁 〜小説投稿サイト〜
金木犀の許嫁
第四十一話 デートの後の夕食その三

[8]前話 [2]次話
「人が面白くないと思うこともあるわよ」
「滑るのってそうした時ね」
「けれどね」
「もう自分が面白いと思っていなかったら」
「もうね」
 それこそというのだ。
「他の人もね」
「面白い筈がないわね」
「そうよ、それで最近のテレビではね」
「そんなネタ出すタレントさんだけね」
「番組自体もね」
「面白くない」
「ただ放送枠埋めるだけの」
 それが目的であるだけのというのだ。
「何も考えないでね」
「適当に作った」
「クイズ番組の方がずっとましでも」
「クイズでもね」
 夜空はその番組でもと話した。
「どんなクイズ出すか」
「考えないと駄目でしょ」
「そうしたことを考えることすら」
「そのこともね」
 まさにというのだ。
「嫌がる」
「そんな番組ね」
「それもね」
 真昼はさらに話した。
「出て来るタレントさんは同じ事務所ばかりとか」
「あっ、何かね」
「そんな風でしょ」
「それじゃあ尚更よね」
「面白くなくなるわよ」
「そうね」
「昔テレビを観たらあれになるって言われたけれど」
 それでもというのだ。
「本当にね」
「そうなるのね」
「そんな面白くない番組ばかり観てもね」
 そうしてもというのだ。
「何にもならないでしょ」
「ええ」
 夜空はまさにと答えた。
「本当にね」
「それもこうした時間に」
「ゴールデンタイムに」
「そんな番組ばかりだから」
 それでというのだ。
「もうお姉ちゃんもテレビよりもね」
「ユーチューブね」
「ニコニコもあるしね、ネットをね」
「観るのね」
「そうしてるわ」
 実際にというのだ。
「本当にね」
「そう言われると私も」
「同じでしょ」
「ええ」 
 こう姉に答えた。
「そうなってるわ」
「本当にもうね」
「テレビは面白くなくて」
「お笑いもね」
 こちらもというのだ。
「ネットの方がね」
「いいのね」
「いや、私好きだけれど」
 お笑いがというのだ。
「それでもね」
「テレビじゃなのね」
「面白くなくて」
 それでというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ