第七幕その八
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「水浴びは出来たけれどね」
「けれどボディーソープやシャンプーが出る草木もなくてね」
「ただ水浴びだけで」
「済ませていたね」
「あの頃はね」
「そうだったね」
「今思うと」
魔法使いはさらに言いました。
「オズの国でも旅の間は」
「お風呂はね」
「そうは入られなかったわ」
「そうだったね」
「オズの国も変わったわ」
「本当にね」
「僕達も毎日お風呂に入って」
臆病ライオンは嬉しそうに言いました。
「清潔にしてるしね」
「そうだよね」
トトは臆病ライオンにも応えました、見れば臆病ライオンは喉を鳴らしていてトトは尻尾を振っています。
「いつもね」
「冒険の間もね」
「今だって毎日入ってるしね」
「ヘリコプターにも浴室あるしね」
「そう、清潔にしないとね」
案山子はまさにt@言いました。
「本当に」
「かかし君も洗濯してるしね」
「この身体をね」
樵に応えて笑顔で言いました。
「そうしているしね」
「僕だっていつも磨いてるしね」
「その身体をね」
「僕も身体を拭いて磨いて」
ジャックも言います。
「そして服も洗濯しているから」
「清潔だね」
「そうだよ」
かかしに笑顔でお話しました。
「毎日だしね」
「そうだね」
「清潔にしないと」
ロビンソンさんは言いました。
「駄目だね」
「そうだよね」
「ですがあの頃は」
「漂流して一人だった頃は」
「それどころではありませんでした」
そうだったというのです。
「本当に」
「大変だったんだね」
「サバイバルで」
島での生活はというのです。
「まことにです」
「入浴どころじゃなかったね」
「そうでした」
その頃はというのです。
「本当に」
「それが今では」
「快適にです」
かかしに明るく笑ってお話しました。
「暮らしていて」
「お風呂もだね」
「毎日入っています」
「そうだね」
「私もです」
フライデーも言います。
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