第三十六話 猛訓練その十八
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「人としてね」
「そうですよね、食べもの以外のものは置いたら駄目です」
早見は確かな声で応えた。
「食器には」
「何があってもね」
「例えばです」
「例えば?」
「コーヒーで煙草の吸殻を消すとか」
「ああ、昔やる人いたね」
「ああしたことは絶対にですよね」
ヤツデに嫌そうに話した。
「やったら駄目ですよね」
「煙草を吸ってもね」
「吸い殻ですね」
「そこにお水を入れて消すものだよ」
「やっぱりそうですね」
「コーヒーは飲むものだよ」
あくまでというのだ。
「だからね」
「そんなことはしないことですね」
「絶対にね」
何があろうともというのだ。
「したら駄目だよ」
「本当にそうですよね」
「そんなことするなよな」
チケットも言うことだった。
「間違ってもな」
「そんなことはシャドーラインもしなかった」
虹野も言うことだった。
「何があってもな」
「悪者でもな」
「そうだ、何があってもだ」
それこそというのだ。
「しなかった」
「そんな行いだよな」
「煙草を吸うならだ」
それならばというのだ。
「吸い殻に捨てるものだ」
「やっぱりそうだよな」
「それが人の道だ」
何と言ってもというのだ。
「間違ってもしないことだ」
「そうしたことをやると終わりだ」
長老も批判することだった。
「人としてな」
「そうだよな」
チケットは長老にも応えて言った。
「本当にな」
「それをやるとだ」
それこそというのだ。
「何処までも下品になる」
「本当にな」
「それに嫌われる」
「他の奴からはな」
「そんな下品な行いをする者をどう思う」
その目で見てというのだ。
「一体な」
「凄く不愉快に思うわ」
ワゴンが言ってきた。
「そんな振る舞い見たら」
「そうしたことをする者もな」
「見た瞬間にね」
「だからだ」
「下品な行いはしないことね」
「マナーは最低限でも守ることだ」
そう言われ考えられるレベルのというのだ。
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