第三十六話 猛訓練その十七
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「実際にそうしているしな」
「僕達が見てもね」
「やっぱりな、気ままでもな」
それでもとだ、ゴールドツイカーは二人にも話した。
「周りの迷惑とか品性はな」
「守らないとd駄目だ」
「誰でもね」
「海賊だってな」
自分達もというのだ。
「それは同じだからな」
「そうそう、最低限のマナーはね」
フリントも言うことだった。
「守らないと駄目よ」
「お兄ちゃんお姉ちゃんもそう言ってるし」
「僕達だってね」
カッタナーとリッキーも同じ意見だった。
「やっぱりね」
「最低限のマナーは守らないとね」
「それをしないとね」
森も言うことだった。
「やってはいけないことをするよ」
「そうだよ、そんなことしたらな」
ゴールドツイカーはまさにと応えた。
「おしまいだからな」
「人としてね」
「だから気を付けてるんだよ」
「最低限のことはだね」
「俺だってな」
「そう、多少のやんちゃはいいけれどね」
ヤヅデは強い声で話した。
「やっちゃあいけないことはあるんだよ」
「それをやるならだ」
宵町は静かだが確かな声で述べた。
「最早どうにもならない」
「そうだね」
「怪盗でもマナーがある」
即ち自分達もというのだ。
「もっと言えばルール、モラルがな」
「ちゃんとあるね」
「それから外れたことはしない」
絶対にというのだ。
「それが大事だ」
「そういうことだね」
「それを踏み外すとだ」
「怪盗でも何でもないのよね」
早見も同じ意見だった。
「それこそ」
「その通りだ」
「そうよね」
「俺達もそれはわかっているつもりだ」
「そうそう、守らないといけないものってあるのよ」
早見は宵町の言葉にオムレツを食べつつうぬんと頷いて応えた。
「本当にね」
「間違ってもだ」
宵町はスープを飲みつつ語った。
「食器の上に汚いものは置かない」
「食べものを置く為のものだからね」
「そうしたことも最低限でな」
「守らないとね」
「駄目だ」
絶対にというのだ。
「何があってもな」
「その通りよね」
「盗んでもな」
「やっぱり守るべきものはあるのよ」
「それが例え最低限でもな」
「そうだよ」
ヤツデがまた言ってきた。
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