第三十六話 猛訓練その十六
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「果物は他にもな」
「色々食ってるよ」
「具体的にはどんなの食べてるのかな」
スパ−ダが尋ねた。
「それで」
「柿とか梨とかもな」
「食べるんだ」
「枇杷や桃だって食うしな」
こうしたものもというのだ。
「あればあるものをな」
「食べるんだ」
「何でも食うよ」
果物はというのだ。
「甘い野菜だってな」
「じゃあ瓜とかもかな」
佐久間はここでふとこの野菜を思い出して話に出した。
「そうなのかな」
「ああ、立って食うこともあるな」
ゴールドツイカーは佐久間に答えた。
「瓜も他の果物や甘い野菜もな」
「瓜を立って食べたら」
「織田信長さんだね」
ガオーンが続いた。
「あの人だね」
「そうだね」
「そういえばそうだな」
佐久間は二人の言葉に頷いた。
「言われてみればな」
「そうだね」
「織田信長さんだね」
「俺は気ままだからな」
普段言っている様にというのだ。
「おやつ食う時は歩きながらもな」
「あるんだ」
「そうなんだ」
「普段は座って食うけれどな」
それでもというのだ。
「気ままに気軽にな」
「立って食べるんだね」
「そうした時もあるんだ」
「ああ、時としてな」
「基本座って食べないと駄目だよね」
渡嘉敷はゴールドツイカーの話を聞いて思った、今は彼もゴールドツイカーもそれぞれの席に座って話している、
「そうだよね」
「わかってるけれどな」
「気ままだからなんだ」
「そうして食うこともな」
「あるんだね」
「そうなんだよ」
「海賊でもです」
今度はファミーマが言ってきた。
「やはりです」
「基本は座って食わないとな」
「はい」
まさにというのだ。
「いけないです」
「海賊でもな」
「私達はそうしていますね」
「そうだよな、まあマナーは最低限だな」
ゴールドツイカーは今は鶏肉のグリルを食べつつ述べた。
「俺は」
「最低限ですね」
「そりゃ常識は弁えてるよ」
彼自身もというのだ。
「そうしてるよ、けれどな」
「それでもですか」
「こだわらないからな」
「あくまで気ままですね」
「それが俺のスタイルだよ」
こう言うのだった。
「やっぱりな」
「最低限のマナーを守ってるならいいね」
「そうだな」
ギブケンはドッゴイヤーの言葉に頷いた。
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