第三十六話 猛訓練その十三
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「ただ美味しいだけでなく」
「さらにな」
「いいです」
そうだというのだ。
「まことに」
「そうだよな、それで俺もレバニラを」
「いただきますね」
「そうするな、やっぱり激しい修行したらな」
猛訓練をこう言った、忍者である彼等にとっては訓練と言うより修行と言った方がしっくりくるということだ。
「その分な」
「栄養のあるものをバランスよくです」
「たっぷり食わないとな」
「駄目です」
「そうだよな」
「それとデザートですが」
百地はこちらの話もした。
「フルーツですが」
「果物はビタミンからな」
「そちらもです」
「食わないと駄目だな」
「そうです」
「左様、苺なぞいいですぞ」
ディボウスキは笑って話した。
「甘くそれでいてです」
「ビタミンが豊富なのよね」
「そうです、あと果物ですと」
ディボウスキは風花に今は海戦麺を勢いよく食べつつ話した。
「キーウィもいいですぞ」
「ビタミンと繊維が豊富なのよね」
「はい、ですから」
それ故にというのだ。
「キーウィもです」
「食べるといいのね」
「そうです、それとです」
ディボウスキは今度は韮餃子を食べて話した
「柑橘類はお勧めです」
「やっぱりビタミンが豊富だからよね」
「はい」
今度はランに答えた。
「オレンジもネーブルも蜜柑もです」
「いいのね」
「果物はお勧めです」
こう言うのだった。
「ビタミンの補給には」
「そうなのね」
「はい」
まさにというのだ。
「お勧めですぞ」
「ディボウスキさんが言うなら」
モネが応えた。
「食べるわ」
「信じて頂けますか」
「ディボウスキさんはね」
「待て、こいつを信じるのか」
カニスカはモネに問うた。
「そうするのか」
「駄目?」
「信じられるのか」
「だって誠実で優しいから」
彼はというのだ。
「だからね」
「胡散臭いとは思わないのだな」
「そう?お腹の中は奇麗でしょ」
「こいつ色々あったんだがな」
ガストはモネに眉を曇らせて話した。
「裏でな」
「けれど意地悪や自分だけの為じゃないでしょ」
「王としてな」
ガストもそれはと答えた。
「やってたよ」
「他の人の為に何かするなら」
それならというのだ。
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