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星河の覇皇
第八十七部第四章 首相官邸にてその十七

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「楽しむこともね」
「しておくことですね」
「貴女はテーマパークも好きだったわね」
「はい、土星のあのですね」
「サターンパークもね」
 太陽系にある有名なテーマパークの一つである、連日賑わっていてそうして日本でもしられているのだ。
「どうかしら」
「休日に」
「そこに行ってね」
 伊東はさらに話した。
「お化け屋敷に行くこともね」
「いいですね」
「ええ、だからね」
 それでというのだ。
「このこともね」
「はい、行かせてもらいます」
 是非にとだ、小柳も答えた。
「実は太陽系に行きますと必ず」
「あのテーマパークにはですね」
「行っています」
「好きなだけあって」
「はい」
 まさにというのだ。
「そうしています」
「それでは」
「はい、行きましょう」 
 是非にと言うのだった。
「そうしましょう」
「それでは、お好み焼きも食べて」
「そうしてね」 
 そのうえでというのだ。
「息抜きもしてきてね」
「そうさせてもらいます」
「流石にお好み焼きを食べてもね」
「弱みはですね」
「出さないわ」
 そうだというのだ。
「飲んで乱れない限りね」
「そうですね」
「そして貴女はかなり飲むけれど」
 小柳は酒豪である、伊東と同じだけ小柄であるがそれでも飲む量は力士に匹敵するだけ飲めるのだ。
「それでもね」
「酒乱ではないですね」
「貴女はざるよ」
 伊東は笑って述べた。
「そちらよ」
「いくら飲んでも酔わない、ですね」
「酔っても」
 それでもというのだ。
「泥酔までいかないわ」
「そうですか」
「だからね私もこうしてね」
「お酒のことはですね」
「言わないわ、貴女は異性関係もしっかりしているし」
 夫との関係は良好で浮気もしない。
「そして金銭もね」
「清潔にしているつもりです」
「ええ、流石に今はね」
 この時代の話もだ、伊東は話した。
「予算委員会で団扇がどうとか」
「選挙民に送った等とですね」
「言う人はいないわ」
「二十一世紀とは違いますね」
「予算委員会では何を言ってもいいけれど」 
 このことは事実だが、というのだ。
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