第57話
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にはエレボニアのお姫様のアルフィン王女殿下も含まれてい上そのアルフィン王女殿下はシュバルツァー総督お付きの侍女としてシュバルツァー総督にお仕えしているんだっけ。」
「やっぱりエレボニア人としては、祖国の”至宝”とまで称えられた姫君が祖国を敗戦させた敵国の英雄が侍らす女性の一人になったことは複雑なんですか?」
一方リィンの話に移るとオデットは興味ありげな表情を浮かべ、アルベールは心配そうな表情でリィンについて何か思う所がある様子で答えたユリアンに訊ねた。
「別にそこまでは思っていません。”大戦”の件は、シュバルツァー総督が開戦前から敗戦が明らかだったエレボニアを救う為に大戦で連合側として活躍したからこそ、そんなシュバルツァー総督に配慮したメンフィル・クロスベル連合がエレボニアによる連合への賠償は常識では考えられないくらい穏便な内容に変更したとの事ですし、王女殿下の件にしても、王女殿下ご自身が内戦時にシュバルツァー総督から受けた恩を返す為やシュバルツァー総督と同じ目的――――――エレボニアを救う為もありますが、オズボーン元宰相の野心によって暴走したエレボニアを止めるためにシュバルツァー総督と共に連合側として従軍なされたとの事ですし、そもそも王女殿下ご自身が内戦時からシュバルツァー総督への秘めた想いを抱いていたとの事ですから、お二人が結ばれることについては特に思う所はありません。前置きが長くなりましたが、要するに僕が言いたいのはシュバルツァー総督には伴侶が多すぎるという事です。”英雄色を好む”という諺が昔からありますし、僕も貴族の子息ですから貴族の子息でもあり、将来”公爵”の爵位を授けられる事が約束されている事で大貴族の当主に就任することが決まっているシュバルツァー総督が複数の伴侶を迎える事については理解できますが、幾ら何でも14人は多過ぎるという事を言いたいんです!」
「(ふふっ、”情報局”もそうだけどメンフィルの諜報部隊や”斑鳩”によるエレボニア人のリィンさんについての印象の”情報操作”が上手くいっている様子で何よりね。)――――――その情報、古いわよ。最近私が知った話だと、シュバルツァー総督は婚約者を更に3人増やしたそうよ?」
ユリアンの話を聞いて苦笑を浮かべたレンは小悪魔な笑みを浮かべてある情報を口にし
「あはは…………」
「ええっ!?という事は婚約者が17人って事になるじゃないっすか!ただでさえ多いハーレムを更に増やすとか、マジで羨ましい〜!」
「そういえばレジーニアとアンリエットもレン先輩と同じメンフィル帝国からの留学生だったよね?という事はもしかして、レン先輩の話にあったシュバルツァー総督の新たな婚約者の人達についても知っているの!?」
「ひゃいっ!?え、えっと、えっと、それは…………」
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