第57話
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しかして向こうに見えてるのが”エアロトラム”ってヤツ?」
一方レジーニアの話を興味ありげな様子で聞いていたオデットの興味は市内の数ヵ所で動いているロープウェーのような乗り物に向けられていた。
「なるほど…………王都のドラムと全然違いますね。」
「バネぇわバーゼル、マジリスペクトだぜ!」
生徒達がバーゼルの様々な部分に興味を抱いたり興奮している中アニエスの視線はふと自分達の近くにある建物へと向けられた。
(これは…………導力車の展示場なのかな?うーん、ヴァンさんが見たら入り浸っちゃいそうな気が…………)
(その意見に関しては同感ですね。)
建物を見つめながらある予想をして苦笑しているアニエスの推測にメイヴィスレインは呆れた表情で同意した。
「はいはい、それじゃあホテルのチェックインに行くよ。」
「荷物を置いたらヴェルヌ社にご挨拶に伺いましょう。」
そして引率の生徒とレンの指示によってアニエス達がヴェルヌ社に向かっている間に市内に入ったヴァン達の車はヴェルヌ社の駐車場に駐車した後ヴァン達はそれぞれ車から出てきて周囲を見回していた。
〜ヴェルヌ社前〜
「なるほど…………区画整備された”実験都市”って感じだな。」
「そちらがヴェルヌ社ですか…………!旧首都のビルよりも大きいですねぇ。ちなみにそちらがアラミスの方々が泊まられるホテルのようですね。」
「ふふ、カルバード両州最大の企業ですから。」
アーロンが興味ありげな様子で周囲を見回している中ヴェルヌ社のビルを見つめてはしゃいでいるフェリを微笑ましそうに見つめているリゼットが説明した後近くにあるホテルへと視線を向けて更なる説明をした。
「あ…………そっか、今回は泊まる場所は別々なんですね。」
「ハン…………俺達は例によって職人街の方の宿だったか。」
「……………………」
「ヴァンさん?」
「あん………?”モーターパピリオン”―――――導力車の展示場かなんかか?ったくガキかっつーの。」
(貴方も他人の事は言えないでしょうが…………)
(ふふっ、男はいくつになっても子供っぽい所があるから仕方ないわよ♪)
真剣な表情で黙ってある建物を見つめているヴァンが気になったフェリが不思議がっている中ヴァンが見つめている建物の看板に書かれている字を読んだ後ヴァンが真剣な表情で建物を見つめていた事情を察したアーロンは呆れた様子でヴァンに指摘し、その様子を見守っていたマルティーナは呆れた表情で溜息を吐き、ユエファは苦笑していた。
「ま、なかなかアガる施設だぜ?後で連れて行ってやるよ。そんじゃ、中に入るとすっか。」
そしてヴァン達がヴェルヌ社へと向かい始めるとその様
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