暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第八十三話 回廊ひのきしんその四十二

[8]前話 [2]次話
「これもお引き寄せでしょうか」
「そうなるけれど新一君の嫌い方は問題だから」
 兎角嫌い過ぎてます。
「そこはね」
「問題ですか」
「どうしてもね」
 このことは強く言いました。
「だからね」
「そこをなおすことですね」
「その癖性分をね」
 またこのことを言いました。
「いいわね」
「やっぱりそうなりますね」
「そうよ、新一君は全肯定しか全否定しかないから」
 その二つで完全に別れています。
「その否定をね」
「止める様にすることがですね」
「新一君の課題で」
 そしてです。
「お引き寄せもね」
「どんな人に会ってもですか」
「餓鬼とかまで否定しないの」
 こう言いました。
「いいわね」
「いいところがなくてもですね」
「真意一君は好きな人ならその人の長所しか見ないでしょ」 
 そもそもです。
「それで嫌いな人はその人の短所しか見ないでしょ」
「それでそこまで思うって言うんですね」
「そこはいつも言ってるけれど」
「僕の悪い癖性分で」
「なおしていくことよ」
「そうしないと駄目ですね」
「そうよ、そうすることもね」
 本当にです。
「いんねんを切るっていうことよ」
「そうなっていくんですね」
「新一君はそうした意味でわかるりやすいわね」
 私でもわかる位にです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ