第四十話 昔の忍者その十五
[8]前話 [2]次話
「本当に色々な場所行ってね」
「色々あったからね」
「織田作さんご本人にもお会いして」
「内容濃かったね」
「そうだったから」
だからだというのだ。
「そう思えるね」
「そうよね、何かね」
夜空は微笑んでこうも言った。
「今日は私達にとって大きな一日だったかもね」
「何かと学べた」
「そうしたね」
その様というのだ。
「凄くね」
「充実していて」
「大切なことを知ることが出来た」
「そうした日だったから」
「だからね」
夜空も言うのだった。
「久し振りに戻って来た」
「そうも思えるね」
「そうね、こうした日もあるのね」
「生きてるとね」
「そうだね、じゃあね」
「帰ろう」
家の中にとだ、佐京は言った。
「今からね」
「そうしましょう」
「それで帰ったら」
佐京はそれからのことも話した。
「お茶飲む?」
「そうね、ほっとね」
「一息つこう」
「まずはね」
「お茶は何でもいいね」
「ええ、日本茶でもね」
夜空もこだわらなかった。
「いいわ、まずはね」
「ほっとしたいね」
「そうよね」
「色々あってね」
「疲れもしたし」
「だからね」
それでというのだ。
「お家の中に入ったら」
「まずはお茶ね」
「そして飲んでから」
「色々すればいいわね」
「俺修行するから」
忍術のそれをというのだ。
「お茶を飲んだらね」
「それからはなのね」
「うん、ほっとしたらね」
その後はというのだ。
「そうするよ」
「私は晩ご飯の用意するわ」
夜空は微笑んでこちらをと答えた。
「そうするわ」
「晩ご飯のなんだ」
「今日はお魚を煮るから」
メニューの話もした。
「カレイをね」
「それ煮てくれるんだ」
「カレイは煮る方が美味しいと思うの」
この魚はというのだ。
「焼くよりも」
「ご飯に合うよね」
カレイの煮ものとはとだ、佐京は答えた。
「本当に」
「そうよね、そのこともあってね」
「煮ることにしたんだ」
「そうなの」
「それじゃあね」
「今からね」
「それぞれやることやろう」
家に入ってというのだ、こう話してだった。
二人は実際に家に入ってそれぞれのやるべきことに入った、デートを終えた二人は日常に戻ったが幸せはそのままだった。
第四十話 完
2024・9・1
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ