第四十話 昔の忍者その十四
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「そうしましょう」
「そうしようね」
「勿論今日みたいにね」
「自由軒とかも行こうね」
「美味しかったから」
「またね」
「行こうね、大阪はいい街だってね」
佐京は微笑んでこうも言った。
「あらためてわかったよ」
「そうでしょ、何処もね」
「いい場所だね」
「暮らしやすいしね」
夜空は笑って話した。
「だからね」
「デートでもだね」
「色々行きましょう」
「そうしようね。それなら」
佐京は夜空のその言葉を受けて言った。
「神戸もね」
「デートでなのね」
「一緒に行こう」
「神戸のあちこちを」
「神戸も色々な場所があるから」
だからだというのだ。
「ここはね」
「神戸も一緒にデートして」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「楽しもう」
「そうね、大阪だけじゃないわね」
夜空は佐京の提案に微笑んで頷いて応えた。
「私達今は神戸に住んでるから」
「だからね」
そうであるからだというのだ。
「神戸の街もだよ」
「色々な場所をデートで行って」
「楽しもう」
「そうしましょう」
夜空はそれならと応えた。
「是非ね」
「神戸のことは詳しいよ」
佐京も微笑んだ、そのうえで夜空に話した。
「俺はね」
「ずっと暮らしてるから」
「だからね」
それでというのだ。
「詳しいよ」
「それでそう言うのね」
「うん、だからね」
それでというのだ。
「神戸の街もね」
「デートで色々回るのね」
「そうしようね」
「それじゃあね」
二人で笑顔で話してだった。
地下鉄から八条鉄道の八条駅まで行く電車に乗ってそのうえで家まで戻った、そして家に着くとだった。
佐京は微笑んでだ、夜空に言った。
「何かね」
「どうしたの?」
「久し振りにね」
こう言うのだった。
「家に戻って来たってね」
「思うの」
「日帰りだったけれど」
それでもというのだ。
「色々あったせいかね」
「そうね、そう言われるとね」
夜空も確かにと頷いた。
「私もね」
「そう思うよね」
「ええ」
そうだと答えた。
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