第七幕その三
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その人がです、笑顔で挨拶しました。
「ようそこ我が国に」
「貴方がロビンソンさんですね」
「そうだよ」
ナターシャに笑顔で答えました。
「私がロビンソン=クルーソーだよ」
「そうですね」
「ドロシー王女達が来られることは知っていたけれど」
それでもというのでした。
「まさか君達まで一緒なんてね」
「思いませんでした」
「最初聞いて驚いたよ」
ナターシャに気さくに笑ってお話しました。
「本当にね」
「そうなんですか」
「うん、君達のことは聞いていて」
五人のことはというのです。
「何時か会いたいとは思っていたけれど」
「それでもですか」
「今回の使節団に参加するとはね」
「思われませんでしたか」
「うん、だからね」
それでというのです。
「最初驚いて」
「それで、ですか」
「嬉しいかったよ」
「そうですか」
「そしてね」
ロビンソンさんはさらに言いました。
「これから私の国を見てもらうけれど」
「この島が一つの国ですね」
「そうだよ、私が国家元首でね」
そうであってというのです。
「家族に親戚がいて」
「フライデーさんもですね」
「家族は同じ家で暮らしていてね」
そうしtえというのです。
「フライデーは今は彼の家があるよ」
「そうですか」
「そしてそこで暮らしているんだ」
「そうなんですね」
「それで今彼は船にいるよ」
「船ですか」
「実は難波線もあるんだよ」
「あのロビンソンさんが乗っておられた」
「そう、あの船がね」
まさにというのです。
「あるんだ」
「へえ、あの船もですか」
ジョージはそのお話を聞いて目を丸くさせました。
「あるんですね」
「まさかあの船まであるなんて」
神宝も言いました。
「思いませんでした」
「僕達この島には砂浜にヘリコプターを着陸させましたけれど」
カルロスはこのことをお話しました。
「そこにはなかったです」
「別のところにあるんですね」
恵梨香はすぐにわかりました。
「難破船は」
「うん、今から案内するよ」
ロビンソンさんは笑顔で言いました。
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