第七幕その一
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第七幕 ロビンソンさんのお家
使節団は今度はウィンキーの西の海の中にある島に向かうことになりました、島にもヘリコプターで向かいますが。
「今度は島自体が国だよ」
「そうなんですか」
「次はそうなんですか」
「どんな国かと思ったら」
「島自体が国なんですね」
「次の国は」
「そうだよ、国家元首はロビンソン=クルーソーさんだよ」
魔法使いはナターシャ達五人に微笑んで答えました。
「あの人だよ」
「ああ、あの人ですか」
「ずっと島で一人で暮らしていた」
「そうした人でしたね」
「フライデーさんとも家族になって」
「沢山の生きものと暮らしていましたね」
「そう、あの人がオズの国に来て」
そうであってというのです。
「今ではその国の主だよ」
「今はフライデーさんやご家族、親戚の人達と仲良く暮らしているよ」
案山子も言ってきました。
「沢山の生きもの達ともね」
「あっ、犬や猫と暮らしてましたね」
「あの人そうでしたね」
「島のサバイバルの中でそうしてましたね」
「山羊も飼育して」
「そうでしたね」
「それで今はね」
まさにというのです。
「オズの国で皆で暮らしているんだ」
「あの島でそうしていた様に」
「そうですか」
「オズの国らしいですね」
「お伽の国ならではですね」
「幸せをそのままなんて」
「そうだね、ロビンソンさんは言ってるよ」
案山子は五人の子供達に笑顔でお話しました。
「イギリスでの暮らしは確かにいいけれど」
「オズの国で、ですね」
「あの時みたいに島で暮らしていたみたいに出来る」
「そうなんですね」
「それって素敵ですね」
「ロビンソンさんが望まれているのなら」
「彼はあの島の生活がね」
それがというのです。
「今では一番いいと言っているね」
「そうだね」
樵はまさにと頷きました、
「そう言っているね」
「それで街でも暮らせるけれど」
「島で暮らしてね」
「そして国の主になっているよ」
「今はね」
こうお話するのでした。
「本当によかったね」
「全くだね」
「それじゃあね」
「僕達はこれから彼の国に行こう」
「是非ね」
こうしたお話をしてでした。
皆でロビンソンさんの国に向かいました、そうして島に着くと砂浜にヘリコプターは着陸しました。
そして降りるとです、ドロシーは言いました。
「まさに南の島ね」
「中南米のだよね」
ジャックが応えました。
「外の世界で言うと」
「そうだったね、確かね」
臆病ライオンも言います。
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