第三十六話 猛訓練その九
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「違うのね」
「またな」
「お互いそこに確かなものがあると」
「武力対武力になりな」
「激しいものになるのね」
「そうだ」
「成程ね」
ういはメルトの言葉に頷いた。
「暴力と戦うよりも」
「武力との方が激しくなる、そのことをだ」
「今皆意識しているの」
「だからだ」
それ故にとだ、メルトはさらに話した。
「俺達はこの訓練もな」
「受けているのね」
「相手が強いからな」
武力を持つ彼等がというのだ。
「だからだ」
「そういうことね、じゃあ頑張ってね」
「そうする」
メルトはういに応えて仲間達と共に訓練を続けた、猛訓練が続き皆驚くまでに身体を酷使した。だがその後で。
訓練が終わるとだ、ラリーは戦士達に言った。
「よく食べてだ」
「身体のケアもなのね」
「することだ」
セラに強い声で話した。
「いいな」
「身体をかなり使ったから」
「だからだ」
そうであるからだというのだ。
「そちらも怠らないことだ」
「絶対に」
「食事は栄養バランスを考えてだ」
そのうえでというのだ。
「沢山用意したな」
「ええ」
セラはその通りだと答えた。
「メニューも多いわ」
「そうだな、そして皆入浴でだ」
「身体をあたためてほぐしたわ」
「マッサージも受けたわ」
「では食事の後はな」
「寝ることもよね」
「深く長くだ」
その様にというのだ。
「寝てくれ」
「そうするわね」
「明日も訓練だ」
猛訓練は続くというのだ。
「だからだ」
「それでよね」
「じっくり寝てくれ、いいな」
「そうさせてもらうわ」
「今日はよく寝られるわ」
アムは確信を以て言い切った。
「絶対にね」
「身体に疲労が残っていてな」
「それでね」
「そうだ、だからよくな」
「寝て」
「そしてだ」
そうしてというのだ。
「回復に務めてくれ」
「そうするわね、それに食べるしね」
「今日の夕食は本当に何かとあるね」
タスクはそのメニューを見回して言った。
「お野菜も果物もお肉も魚介類もあって」
「バランスよく多くだ」
「皆が食べる様にだね」
「考えて」
そうしてというのだ。
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