第6章
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、智子のほうが大切やー 私も・・・」
お兄ちゃん達が戻って来て、みんなでビーチボールで遊んだのだけど、智子はわざとか知れないけど、私と翔琉が触れ合うのを邪魔しているような気がしていた。
泳いで帰ってきた後は、私と智子が先にお風呂に入ったのだけど
「なんやのー 智子 私のおっぱい そんなに 見つめやんとってーなー」
「ふっ 可愛いなーって思って ウチの手の平でも丁度包めそーや」
「やめてよー そんな趣味ございません!」
「あっ そうかぁー 翔琉のもんやったなあー」
「だからぁー ちゃうってぇー 智子みたいに大きぃー無いモン」
夕食には、やっぱりお魚と貝にイカのお刺身に加えて、私の知らない魚の煮つけとかが並んでいた。珍しいので私と智子は生のラッキョに味噌をつけて、競って食べていた。
「お前等 女がそんなに 精つけてどうすんねん」と、十蔵が
「なんやの? その精つけるって?」
「そやから ニンニクとかラッキヨは精がつくねん 押さえられんよーなったら 俺が面倒みたろか?」
「あほっ 十蔵にウチを満足させられるんかぁー?」と、智子も威勢が良かった。
「うぅー 智子は 激しいのぉー」
「そしたら 俺が面倒みよーか?」
「硝磨先輩 そんなこと言い出すなんてー 思わなかった! それっ セクハラちやいます?」
「あっ 智子 女やったんか?」
「わぁー もっと セクハラやん」
夕食の後は、みんなで一緒に突堤まで散歩に出掛けたのだけど、今回は翔琉とは皆に見えないところで手を繋ぐのがやっとで、他に何にもなかったのだ。
だけど、お兄ちゃんも、しきりに二人の間に入って来るような気がしていた。気のせいなんだろうかー・・・。次の日の朝も海に入ったのだけど、やっぱり、私と翔琉が触れ合うのを避けさせようとしているみたいだった。意識的にそんな風にしているのかと、私はイラついていたのだ。
「なぁ 何か わざと 私と翔琉の間に、入って 触れさせんよーしてへんだぁ?」さっき、駅で翔琉とは さよならをしたのだけど、私は また しばらく会えないのかと、なんか 涙目になっていたみたい。だから、帰り道に聞いてみたのだ。それでも、お兄ちゃんと手を繋いで歩いていたのだけど…
「えーぇっ そんなことないよ 普通やー」
「ふ〜ん わかった! あのなー お兄ちゃんの洗濯物 ちゃんとたたまんかったり、お弁当の卵焼き減らしたりしたからー 意地悪してるんやろー」
「あほかー 俺はそんな 細かいこと気にするかー 水澄のお兄ちゃんやでー そんなこと考えてたのか?」
「だって 私のお兄ちゃんやから 余計やー 心配するヤン 何かあったんかなって」
「アホッ 何もないよー 水澄
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