暁 〜小説投稿サイト〜
彼は いつから私の彼氏?
第6章
6-1
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、智子のほうが大切やー 私も・・・」

 お兄ちゃん達が戻って来て、みんなでビーチボールで遊んだのだけど、智子はわざとか知れないけど、私と翔琉が触れ合うのを邪魔しているような気がしていた。

 泳いで帰ってきた後は、私と智子が先にお風呂に入ったのだけど

「なんやのー 智子 私のおっぱい そんなに 見つめやんとってーなー」

「ふっ 可愛いなーって思って ウチの手の平でも丁度包めそーや」

「やめてよー そんな趣味ございません!」

「あっ そうかぁー 翔琉のもんやったなあー」

「だからぁー ちゃうってぇー 智子みたいに大きぃー無いモン」

 夕食には、やっぱりお魚と貝にイカのお刺身に加えて、私の知らない魚の煮つけとかが並んでいた。珍しいので私と智子は生のラッキョに味噌をつけて、競って食べていた。

「お前等 女がそんなに 精つけてどうすんねん」と、十蔵が

「なんやの? その精つけるって?」

「そやから ニンニクとかラッキヨは精がつくねん 押さえられんよーなったら 俺が面倒みたろか?」

「あほっ 十蔵にウチを満足させられるんかぁー?」と、智子も威勢が良かった。

「うぅー 智子は 激しいのぉー」

「そしたら 俺が面倒みよーか?」

「硝磨先輩 そんなこと言い出すなんてー 思わなかった! それっ セクハラちやいます?」

「あっ 智子 女やったんか?」

「わぁー もっと セクハラやん」

 夕食の後は、みんなで一緒に突堤まで散歩に出掛けたのだけど、今回は翔琉とは皆に見えないところで手を繋ぐのがやっとで、他に何にもなかったのだ。

 だけど、お兄ちゃんも、しきりに二人の間に入って来るような気がしていた。気のせいなんだろうかー・・・。次の日の朝も海に入ったのだけど、やっぱり、私と翔琉が触れ合うのを避けさせようとしているみたいだった。意識的にそんな風にしているのかと、私はイラついていたのだ。

「なぁ 何か わざと 私と翔琉の間に、入って 触れさせんよーしてへんだぁ?」さっき、駅で翔琉とは さよならをしたのだけど、私は また しばらく会えないのかと、なんか 涙目になっていたみたい。だから、帰り道に聞いてみたのだ。それでも、お兄ちゃんと手を繋いで歩いていたのだけど…

「えーぇっ そんなことないよ 普通やー」

「ふ〜ん わかった! あのなー お兄ちゃんの洗濯物 ちゃんとたたまんかったり、お弁当の卵焼き減らしたりしたからー 意地悪してるんやろー」

「あほかー 俺はそんな 細かいこと気にするかー 水澄のお兄ちゃんやでー そんなこと考えてたのか?」

「だって 私のお兄ちゃんやから 余計やー 心配するヤン 何かあったんかなって」

「アホッ 何もないよー 水澄
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ