第七百七十四話 苺風呂その十
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「有り難いわね」
「いざって時頼りになるし」
「強くてね、それで見てもね」
「いいって思うわね」
「お好きな人にはね」
「まあ私達なら」
彰子はこう返した。
「女の子自体はね」
「筋肉じゃなくて」
「スタイルね」
「そっちね」
「それね」
アロアも確かにと頷いた。
「女の子だとね」
「そちらよね」
「胸とか腰とか」
「どうかよね」
「大きさとか形とか」
「そういったことのお話になるわね」
「アイドルの神崎亜矢ちゃんなんか」
アロアはこの人の話をした。
「スタイルもね」
「あの娘お顔だけじゃないわね」
「実はね」
「スタイルもいいわね」
「だからね」
そうであるからだというのだ。
「水着になってもね」
「人気よね」
「この前写真集出して」
アイドルの仕事の定番の一つである。
「下着にもね」
「なったのね」
「そうしたら」
「その写真集売れたのね」
「もうね」
彰子はアンネットにそれこそという口調で話した。
「文字通りの爆売れ」
「下着姿があったら」
「それでね」
「水着に加えて」
「そうなってね、もう中の殆どがね」
それこそというのだ。
「水着か下着らしいわ」
「それはかなりね」
アンネットも聞いて思った。
「あからさまね」
「アイドルのお仕事で写真集とかグラビアって」
「もう絶対よね」
「ステージで歌って踊って」
「CD出して」
「握手会とかトークショーして」
「バラエティやってね」
そうしてというのだ。
「ドラマにも出るけれど」
「そうしたお仕事と同じ位よね」
「グラビアは大事で」
この仕事はというのだ。
「水着や下着になるけれど」
「そこでスタイル見られるわね」
「胸にお尻に」
身体のそうした部分をというのだ。
「肩も足もね」
「全部観られるわね」
「そうしたところ、筋肉じゃなくてね」
「スタイル見られるわね」
「アイドルはそうで」
そうしてというのだ。
「女の子全体がね」
「そうしたところ見られるわね」
「それで見られてね」
アロアは苦笑いで言ってきた、何故アイドルにとってグラビアの仕事が必須であるかを知っての言葉である。
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