第百四十七話 文化祭開催その十四
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「これがね」
「そうなのね」
「苦無もそうだったしね」
こちらもというのだ。
「あと忍者装束の下に鎖帷子着ないし」
「重いからよね」
「あれ重いから」
鎖帷子はというのだ。
「鉄集めてるからね」
「重いわよね」
「あんなの着てずっと動けないから」
重くてそれを着て動くだけで体力を消耗するからだ。
「歌であるけれどね」
「鎖帷子草鞋履きね」
「草鞋は履いてたけれど」
それでもというのだ。
「鎖帷子はね」
「着てなかったのね」
「そうだったのよ」
「そこが違うわね」
「漫画とかとはね」
「妖術も使わないし」
「超人でもないのよ」
忍者はというのだ。
「強いかっていうと」
「戦う人達じゃないわね」
「戦うのはお侍だから」
武士だというのだ。
「忍者も武士の人がいたけれど」
「服部半蔵さんとか」
「そう、身分はそうだったけれど」
それでもというのだ。
「忍術は剣術や槍術でもないし」
「戦うんじゃなくて隠れて逃げるのよね」
「そうした武芸ってされてたしね」
「強くなかったのね、忍者の人達も」
「世界的に誤解されてるけれどね」
忍者が超人だとだ、日本だけでなく世界的に誤解されてきていてそれは今にも至るというのが現実だ。
「実は違うから」
「それこの学校だとよくわかるわね」
「忍者部あるからね」
「だからね」
それでというのだ。
「わかるわ」
「そうでしょ」
「実際はね」
忍者はというのだ。
「格好良くても」
「超人じゃないわ」
「運動神経はあってもね」
「強くてもね」
「お侍程じゃないわね」
「宮本武蔵さんの方がね」
この剣豪の方がというのだ。
「服部半蔵さんよりも強いわ」
「そうよね」
「まあ十勇士の人達は」
真田十勇士はというのだ。
「強かったかも知れないけれど」
「幸村さんに仕えていた」
「忍者であって武士でもあって」
「そっちの修行もしていて」
「それでね」
その為にというのだ。
「あの人達はね」
「強かったのね」
「実際大坂の陣でも奮戦したし」
真田幸村に従いだ。
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