仮面ライダーディボーン・後編
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
一歩、一歩踏み出すたびに地面は軋み、巨大な足音が響き渡る。
迫りくる重量級の戦士と化したディボーンへラプター達は襲い掛かる。
『『『シャッ!』』』
『『『ジャッ!』』』
『『『『ギャッ!』』』』
「甘い……んだよぉッ!!」
一斉に振り下ろされるナイフをブレイクフィストで防ぎ、そのまま耐えるディボーン。
ナイフの刃はディボーンの身体に傷つけるところか突き刺さることもなく、逆に力を込められて力任せに跳ね除けられた。
ディボーン・マンモスクロスの固有能力は『超剛力』、かつて恐竜亡き後にて自然界に君臨していた野生の王者・マンモスと彼らの子孫であるゾウの頑丈な肉体とタフなパワーを有している。
有り余る怪力と無尽蔵のタフネスによってどんな高い壁も打ち壊すのがこのディボーンの特徴だ。
ディボーンは吹っ飛ばしたラプター達を見ると、マンモスDファングを取り出して、ディーリードライバーに読みこませる。
【D-BITEING DYNAMIC! MAMMOTH】
「いくぜ、―――チェストォォォォ!!」
ディボーンは力強く大空へジャンプし、降下しながらエネルギーの溜めたブレイクフィストをラプターへと振り下ろす。
拳による一撃を叩き込む『マンモス・ヘビーナックル』を受けたラプター達は爆発を起こしながら消失。
取り残されたパキケファロはディボーンを歯軋りしながら睨みつける。
『きっさまぁ……よくもまぁラプターズを!』
「次はお前の番だ、ディノンクルス!」
『抜かせ! オレっちの高速ラッシュをお見舞いしてやらぁッッ!!!』
怒号を上げながらディボーンとの距離を一気に詰めたパキケファロは、両拳による連続パンチを繰り出した。目にも止まらぬ速さの一撃をマンモスクロスのタフさと防御力で防ぎながら、耐え凌ぐディボーン。
だが、パキケファロが繰り出す猛烈のラッシュは続いていく。
『ぶっこみ、ブッコミ、特攻だぁぁぁぁ!!』
「こんのっ、一撃一撃が重すぎる!? このままじゃ……」
『速さには速さだ! サーベルタイガーで見切れ!』
「そうだ! その手があったか!」
ブレイクフィストで耐えるディボーンは、ディーリーの言葉に従い、新たなるDファングを取り出した。
鈍色のマンモスDファングとも違う、黄金色のDファングをディーリードライバーに読み込む。
【SABER TIGER】
【D-READ…SABER TIGER】
「クロスチェンジ! サーベルタイガー!」
ディボーンが叫んだと同時に装甲が変化、黄金色の光が包み込み、その姿を変化させていく。
黄金色を基調とした軽装の装甲を纏い、両足に装着しているのは追加装甲・スミノドンレッグ。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ