暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーフレア Dragon Knight Apocrypha
Fire Bug Girl
[4/8]

[1] [9] 最後 最初
ソドン。
口を開いて咆哮しながらアビソドンはオーガシースターへと突撃、軽々と蹴散らしていく。
その隣ではファングスもアビスバイザーから牙型の衝撃波を放って応戦していく。

「オラオラオラァ!海星だけども捌いていくぜ!」

『ぎしゃああっ!?』

ファングスから放たれた衝撃波を受け、オーガシースターは火花を散らしながら倒れていく。
さらには接敵してきた相手には使途空拳で応戦、殴り飛ばした相手はアビソドンが繰り出す突撃攻撃の餌食となる。
そんな戦いを繰り広げ、一方的に狩っていくファングス……だがしかし、彼も戦士の端くれ。モンスターたちの『異変』に気付く。

『ウガァァァ……』

「あんだ?こいつら急に……」

ファングスの目の前に広がっているのは、急に一か所へ集まりだすオーガシースタ―。
オーガシースター達は互いに絡み合い、その身体は融合していく……。
やがて、肉塊となったそれはアビソドンより巨大な巨大な海星型のモンスターへと変わりゆく。
それを見たファングスは驚く。

「コイツ……もしかして群生型のモンスターだったのかよ!?」

『ウガァァァァァ!!!』

海星の姿をした化け物と化した巨大なオーガシースターは、何本もの触腕に生やした棘を向け、ミサイルのように飛ばしてくる。
危機感を察したファングスは咄嗟にアビソドンへと飛び移り、飛んでくる棘のミサイルを回避する。
アビソドンの背ビレに掴まったファングスは叫ぶように文句を口にする。

「たっく、厄介なデカブツになりやがって!」

棘を回避していくアビソドンの上で、衝撃波を繰り出しながら応戦していくファングス。
だが、巨躯となったオーガシースターには通用せず、身体を旋回させて宙に浮かび上がり、アビソドンへと突撃を仕掛けようとする。
衝撃に備えて身構えるファングス……だがそこへ、巨大な火球が降りかかる。
身体に燃え上がり始まるオーガシースター……ファングスは火球がやってきた方向を見て叫ぶ。

「来たか!烈火!」

「お待たせしました、牙上さん」

ファングスが振り向けば、そこには宙に浮かぶ烈火の姿があった。
彼女の足元には淡い光を放つ炎が灯っており、その浮遊する力で建物や地形を飛び越えてここまで最速でやってきたのだ。
彼女の有する"火の力"……発火能力(パイロキネシス)とも呼ばれている能力は、ライダーの変身者の中でも特異なものだった。
同じ仲間のため見慣れたファングスは烈火の力を見て、ため息をつく。

「お前の火の力は器用だな。攻撃に使えたり空飛べたり……」

「牙上さん、そんな軽口を叩ける程度には元気ですね」

「まあな、しっかしアレがデカブツになったんだ。ここからが骨が折れそうだ」

「大丈夫ですよ、ここからは
[1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ