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仮面ライダーアルカナ
第2話:思い立ったが凶日
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の爆音が聞こえてくる。


―――ブォオオオン!!


突如響いてきたバイクの排気音と共に、現れたのは二輪バイク型専用マシン"フォーチューンホイールダー"。
フォーチュンホイールダーはその前輪でモンキードラウを跳ね飛ばし、日向の目の前で止まる。
そこから降りてきたのは、統人と真依の二人だった。

「統人!あれってドラウ怪人だよね!?」

「もしかしなくてもドラウ怪人だよ」

「お、お前達は……」

突如現れた二人を見て、驚く日向。
そんな彼を見やると、統人は笑顔で手を指し示した。

「はあい、俺の言ったとおりになっただろ?」

「そ、それは……」

「まあまあ気にしないで。ほら、真依ちゃん、彼を安全な場所までお連れして」

「うん、わかった!」

日向は真依に連れられ、別の場所へと避難していく。
統人は二人の姿がこの場からか離れたことを確認すると、腕を回しながらモンキードラウ達の方へ向き直る。

「さーてと、いつもの変身タイムと行きますか」

統人は奇妙な魔法陣が描かれたバックル"タロットベルト"を腰に装着、さらにカードホルダーから取り出した愚者(ザ・フール)のアルカナカードをベルトに翳した。

【The・Fool!】

「―――変身」

【Reverse・Fool!】

タロットベルトから放たれた等身大の光のカードが浮かび上がって目の前に展開、光のカードは統人の身体を変化させていく。
黒いボディに灰色の装甲と変わり、やがて変化を終えて現れたのは……金色の複眼を持った仮面の戦士。
『仮面ライダーアルカナ フールフォーム』の登場である。

「さてと、いっちょ派手に暴れますか!」

『かかれぃ!かかれぃ!』

『グォォォ!!』

モンキードラウの号令と共に、剣を手にして襲い掛かるタロン達。
タロン達の攻撃を素早い身のこなしで避けながら、アルカナは一枚のカードをベルトに翳した。

「そうだね、今回はこれでいくか」

【The・Death】

【Reverse・Death】

アルカナの目の前に死神をイメージした大鎌型武器・デスサイザーが出現。
デスサイザーを手にしたアルカナはそれを大きく振りまし、タロン達を切り裂いていく。
一瞬のうちに片づけられたタロン達を見て、モンキードラウはアルカナに殴り掛かる。

『次は、俺だ』

「はぁい、お猿さん。相手してやるからかかってきなよ」

デスサイザーを肩で担ぎながら、アルカナは挑発をしかける。
鼻息を荒くしたモンキードラウは飛び掛かっていく。

『ウラァァァァ!!』

「よっこいせっと!」

アルカナはデスサイザーを大振りに回しながら、モンキードラウを迎え撃つ。
デスサイザー
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