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仮面ライダーアルカナ
第1話:金色の出会い
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炎弾を避ける。
木の近くに真依を隠れさせ、再びスパイダードラウ達の前に戻ってきたアルカナは余裕な様子を見せつけながら彼らに話しかける。

「さぁてと、折角この愚者にふさわしい相手に出会ったんだ。張り切りとしますか!」

「なんだと?どういう意味だ……」

「知ってるかい? フールの逆位置、意味は愚かな行為、軽率、落ち着きが無い……まさに君だね。短気そうだし」

「チッ……余裕ぶっこいてられるのも今のウチだ!!」

人を小馬鹿にした態度を取るアルカナにスパイダードラウは舌打ちを打つと、飛び掛って攻撃を仕掛ける。
スパイダードラウは殴り蹴りの猛攻をかけていくが、アルカナは攻撃を軽業で避ける一方。
やがてアルカナは振りかざしてきたスパイダードラウの腕を掴み取ると、地面を蹴り上げて強烈なドロップキックをお見舞いした。

「ぐはぁぁぁ?!」

「どうしたんだい、まだ始まったばっかりだよ?」

「黙れ……タロン共、行けッ!!」

『グルォォォォ!!』

「おっと!」

槍を構えた兵士達・タロンが大勢となってアルカナ目掛けて一斉に襲いかかる。
一体一体の戦闘能力はドラウと比べて大した事はないが、高い統率力と数が多いタロンは囲まれれば苦戦を強いられる。
何人かのタロンを、タロン達の群れからアルカナは右腰につけられたタロットホルダーに手を忍ばせ、一枚のカードを引き抜く。

【The・Magician】

「んじゃ、いっちょ派手に行きますか」

【Reverse・Magician】

カードをバックルの上に翳すと、アルカナの周囲に浮かぶ四つの球体が出現。炎、水、岩石、風の四つの球体の内、アルカナは風の球体をタロン達に狙って蹴り飛ばしていく。

「ハッ!」

『グルォルォ!?』

「さあて、残り三つはこっちだ!!」

「しまっ…!?」

巻き上がった竜巻に飲み込まれながら蹴散らされるタロン達。
続いてアルカナは残りの三つの球体をスパイダードラウに目掛けて蹴り飛ばした。
先に向かってくる炎の球体に、スパイダードラウは火炎弾を吐いて打ち消し、相殺。
だが間髪入れず放たれた岩石の球体を落としきれず直撃してしまい、怯んでる隙にやってきた最後の水の球体で盛大に炸裂してしまう。

「がああっ!?ぐぅぅ、強いコイツ……」

「どうだい、血が上った頭は冷えたかな?」

「ほざくな……!!」

スパイダードラウは収まっていた背中の四本を展開させ、アルカナを串刺しにしようと次々に突き刺す。
当たればひとたまりもない、避けることしか出来無いアルカナにスパイダードラウは嘲笑う。

「ハッハッハッハッハ!!なす術ないか!まず貴様から始末してやる!」

「まったく邪魔な足だね、だったらこ
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