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仮面ライダーアルカナ
第1話:金色の出会い
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人は敵に挑発紛いの行動を行ったにも関わらず真依。

「真依ちゃん、君は僕が助ける。だから安心して?」

「統、人…?」

「占いをしてあげよう、今の君は幸運だ」

「幸運って、ちょっとこんなピンチ待ったら中の状況で……!?」

「うん、それだけは言えるよ。なんたってこれほどいい巡り合わせなんてそうそ合うないからさ」

ニッコリと笑顔を浮かべる統人。
何故かわからない、だが心の底から安心できる、

「貴様我々らを何だと思ってる!舐めてると貴様も同じ目に……」

「確か『ドラウ怪人』、だったよね?」

「……! 貴様を何故その名を!!」

「人を襲って不幸へ引きずり込む謎の怪人……ただ占い師である僕でも、見過ごせないね」

自分達の正体を知っている事に蜘蛛怪人……スパイダー・ドラウは驚く。
統人は先ほどの笑顔とは一転、真剣な表情に変えると奇妙な魔法陣が描かれたバックル……タロットベルトに腰に巻きつけてた、タロットカードの描かれたアルカナカードを翳す。
電子音声が鳴り響きながら、統人は静かにこう言い放つ。

【The・Fool!】

「―――変身」

【Reverse・Fool!】

No.0「愚者ザ・フール」のアルカナカードのカードをタロットベルトに翳すと、等身大の光のカードが浮かび上がって目の前に展開。
光のカードは統人の身体に纏い付いていき、それが黒いボディに灰色の装甲と変わり、やがて変化を終えて現れたのは……金色の複眼を持った仮面の戦士。
真依はあの時自分を助けた人影の正体と気づき、仮面の戦士姿の統人に訊ねる。

「その姿…私を助けてくれた?」

「そう、アルカナっていうんだ。人々からは【仮面ライダー】って呼ばれたこともあったけどね」

「仮面ライダーって……まさかあの都市伝説の?」

――仮面ライダー……。
何処からともなくバイクと共に現れ、仮面で素顔を隠して超人的な力を持った、人知れず悪と戦う謎の戦士達。
ある者は世界を巣食う秘密結社と戦う大自然の戦士、ある者は謎の未確認生命からを人々の笑顔を守り抜く英雄、ある者は愛する街を泣かせる怪人と戦う超人…。
姿形も様々で、時代や場所は違えど人類の自由を守るために戦う彼らは、都市伝説の一つとして語られていた。
真依も仮面ライダーを都市伝説として考えていた一人だが、目の前に本物の仮面ライダーが現れた。

「真依ちゃん、安全な所に逃げてね」

「で、でも……!」

「大丈夫だって、運命なんてどうとでも変えられる。むしろ、変えてやる勢いさ」

「ええい、何をごちゃごちゃと話している!!」

スパイダードラウは口から火炎弾を生み出し、アルカナ達に向けて吐き放つ。
アルカナは真依を抱きかかえて飛び上がり、火
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