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ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第17話:混戦するセントウ
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三度目に現れた彼に身構えるクウガとサガ。
そんな二人を見てディケイドと歌舞鬼が合流する。

「なるほど、大体わかった。あの時の蠍のワームか」

「あん?あの時の銀色のヤツか」

「貴様がディケイド……先日はお前の仲間が武田が世話になった。丁度他も含めてお礼参りでもしようかと考えていたんだ」

サソードヤイバーの剣先をディケイド達へと向ける。
ディケイドと歌舞鬼も先程のクウガ達と同じく身構える……だがそこへ、場違いな元気のいい声が聞こえてくる。

「ちょっとちょっと斬刃ー!私も仲間にいれてよー!」

「……風嵐、今カッコよく決めようとしてるんだから抱き着くな」

「えー、いいじゃーん!減るもんじゃないしー!」

いつの間にか現われて斬刃に抱き着く水色の髪と水色の瞳が特徴の女性……水野風嵐は、彼の肩に自分の顎を乗せながらじゃれつく。
目の前で起きる二人のやり取りに戸惑う一同。
だが無理やり風嵐の顔を押しのけながら、斬刃は鋭い視線でディケイド達に言い放った。

「G3ユニット、お前達はネオライダーにとっては危険な障害だ」

「「「「ッ!?」」」」

「それは同感だね。警察関係のライダーってのは厄介そうだし……だから倒しちゃうね?」

風嵐の無邪気そうな声音と冷徹な言葉と共に、斬刃と風嵐はそれぞれの相棒を呼び出す。
斬刃はサソードゼクターを、風嵐はドレイクゼクターをそれぞれのデバイスに装着。
そして二人は叫ぶ。

「「変身!」」

【HEN-SHIN】

斬刃はいくつものチューブが通った装甲を、風嵐は潜水服とヤゴを模した装甲の纏っていく。
仮面ライダーサソード・マスクドフォーム、仮面ライダードレイク・マスクドフォーム。
分厚い装甲を纏った仮面ライダーとして変身を遂げると、ディケイド達に襲い掛かっていった。
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