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ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第17話:混戦するセントウ
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察の装備をなめんじゃねえぞ!」

G3-02は右腕に取り付けた刀剣型武器"GS-03 デストロイヤー"を構えながら、自分の自慢の武器の剣を破壊されて驚く青いジャガーロードへ自慢げに言葉を投げかけた。
それを聞いた青いジャガーロードは剣を投げ捨てると、両手の爪を構えながら飛び掛かる。
一瞬身構えるG3-02、だがそこへG3-03の言葉が飛んでくる。

「ケンタロウさん、構わず走ってください……発射!」

その直後、G3-03の手元にあるスコーピオンに連結したグレネードランチャー"GG-02 サラマンダー"から放たれた一撃が青いジャガーロードへ炸裂。
撃ち落とされたジャガーロードは地面へと落ちてゆき、そこへ全力疾走のG3が地面を蹴り上げる。
大きくジャンプしたG3-02はデストロイヤーを落ちてくるジャガーロード目掛けて振り上げる。

「オラァ!!」

一閃、そして爆発。
青いジャガーロードを倒したG3-02は上手く着地すると、ガッツポーズを披露する。

「おっしゃあ!未確認生命体、撃破ァ!!」

警察組織の人間にしては大げさな仕草を見せるG3-02。
そんな彼らをため息をつきながらも、北条は賞賛の言葉を送った。

「小沢さんの今の後継者か。なんともまあ、毎度のことながら彼らと非て似なる人達ですね」

「え、小沢さんって?」

「ああいや……なんでもないです」

夏海に聞かれ、咄嗟に誤魔化す北条。
今のG3ユニットに聞かれれば、どういわれるか分からないからだ。

残る怪人はサナギのワームの群れのみ。
弱らせた彼らをクウガとサガが次なる攻撃を仕掛けようとしていた。

「ファイ、いくぜ!」

「うん、こっちも決めよう」

クウガの言葉にサガが同意し、フエッスルをサガークへ挿そうとしていた。
だがそこへ、一振りの剣がサガへと迫り、それに気づいたクウガは咄嗟に飛び出る。

「危ない!超変身!!」

紫のクウガ(タイタンフォーム)へと変わったクウガは、分厚い装甲を用いて何とか弾いた。
弾かれた剣は回転しながら遠くの地面へと突き刺さり……それを掴んで引き抜いた人物がいた。
クウガとサガは【その人物】の顔を見て驚く。
何故なら、それは二度も出くわした時に見ていたからだ。

「おう、また会ったな。見た所あの少年は今回いないようだな」

「お、お前は……確か紫電!」

「そう、ネオライダーの紫電斬刃、覚えてくれてありがとうな」

紫の髪と紫色の瞳を持った黒服の男……紫電斬刃は引き抜いた片刃の剣型デバイス・サソードヤイバーを肩に担ぎながら口角を上げた。
最初にこの世界へやってきた時は銀色の蠍怪人(スコルピオワーム)として、次のケタロスと戦ったときは人間の姿として現れた。

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