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ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第17話:混戦するセントウ
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ードは咄嗟に回避すると、赤い体色の方は二振りの剣、青い体色の方は一振りの剣を掴み、G3達に襲い掛かる。

『ヌゥン!』

「おっと!健太郎(ケンタロウ)、赤い奴はこっちに任せろ!」

「じゃあ俺は青いヤツだな、そっちは任せたぞ(タケシ)!」

振り下ろされる剣を回避しながら、G3-01は赤いジャガーロードと、G3-02は青いジャガーロードと接近戦を試みる。
残ったG3-03はスコーピオンによる援護射撃で二人のG3のフォローに入る。

「ハッ!」

『グゥ!?』

「ナイスだぜ!おらぁ!!」

援護射撃を食らって怯む赤いジャガーロードへG3-01の繰り出した拳が鋭く突き刺さる。
二振りの剣を振るって反撃を試みようとするも、後方にいるG3-03からの射撃で阻まれ、手から落とされてしまう。
その隙を見逃さなかったG3-01はスコーピオンの引き金を引いた。

「おらよっと!」

『!?』

銃口から放たれた銃弾が剣に当たって空中まで弾き飛ばし、それをG3-01は上手くキャッチする。
自身の剣を奪われて怒りの仕草を飛ばす赤いジャガーロードは体勢を低くして、走り出す。
目の前まで迫りくる赤いジャガーロードをその目に捉えたG3-01は、タイミングを見計らって剣を振るう。

『ガァァァ!!』

「――どっせぇい!」

――ガキィン、と鈍い金属音が響いた。
先程まで振るった剣で赤いジャガーロードが仕掛けてきた剣劇を受け止めると、相手の腹部にスコーピオンの銃口を突き立てる。
赤いジャガーロードは狙っているものに気付いたときには、既に遅かった。

「持ってけ!フルバースト!」

『グガアアアアアア!!!?』

全自動射撃(フルバースト)による銃撃が赤いジャガーロードの胴体に炸裂する。
ゼロ距離からの銃弾に逃れるすべもなく、赤いジャガーロードは頭上に光の輪を発しながらその身は爆散した。
一方、G3-02は青いジャガーロードから繰り出される剣による攻撃を避けていた。

『シャッ!!』

「あぶなっ!?お前銃刀法違反知らないのかよ……っと!」

振り下ろされる剣を咄嗟に蹴り飛ばし、その勢いを利用したままの回し蹴りをお見舞いする。
青いジャガーロードはそれを食らって身体がよろめくが、すぐさま体勢を立て直すと叩き斬ろうと剣を振り上げる。

「やっば……!」

「ケンタロウさん、これを!」

「おっと、助かったぜ!」

G3-03から投げ渡された装備を受け取ると、咄嗟に受け取り、右腕に装着。
振り下ろされたジャガーロードの剣を"それ"で受け止める……すると、何かが削られていく音が響き渡り、両者の足元に切れた剣の一部が突き刺さる。

『ッッ!?』

「へへっ、警
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