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ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第17話:混戦するセントウ
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頼打地区のとあるビル街。
そこでは人間を求めて暴れまわる怪人達の姿があった。
最初の一体は以前にも現れた怪人……アンノウン。
もう一体は緑の蛹のような外見をした地球外生命体……ワーム。
そして最後はおどろおどろしい風体をした妖怪……魔化魍。
全く異なる三種類の怪人達は、逃げる人間達を常人を凌駕する勢いで迫っていた。
『Kyurrrrrrrrr!』
『グガァァァァァ!!』
現れた蟻の姿した二体の魔化魍……『オオアリの怪童子と妖姫』は逃げ遅れた人々を捕まえるべく迫っていく。
逃げ遅れた女性は恐怖に顔を歪めて悲鳴を上げる。
「こないで……こないで!!!」
『息子の……息子の餌になってくれ』
『腹を空かしているんだぁ……』
怪童子と妖姫はそれぞれ男女の声を逆に発しながら、女性に手を伸ばす。
このままでは彼女は文字通り彼らの子供の『餌食』になるだろう……。
女性の眼前まで伸ばされた……その手に、銃弾がめり込んだ。
『ぐあっ!?あぁぁ……?』
怪童子は撃たれた手を庇いながら振り向くと、けたたましいサイレン音が聞こえてくる。
そこに現れたのは、白いバイクに乗った青い装甲の纏った仮面の戦士。
第3世代型強化外骨格……『仮面ライダーG3』はその手に握ったサブマシンガン"GM-01 スコーピオン"を向けている。
その後も他のG3達が駆けつけ、目の前の怪人達にスコーピオンを構える。
「G3ユニット、ただいま現着。未確認生命体の総数は10……15……20」
「逃げ遅れた民間人を確認、救助を行います」
「さーてと、未確認退治と参りますか!」
三人のG3は手慣れた手つきで武器を装備をして怪人達に立ち向かう。
一人は弾幕を張って牽制、一人は怪童子と妖姫にタックルを仕掛け、一人は襲われていた女性を助ける。
三者三葉の戦いを彼らG3達は繰り広げていた。
その様子を遅れて駆けつけた士達一同と北条が見ていた。
特に【アギトの世界】にて一時的にG3ユニットの隊員として入っていたユウスケは、複数いるG3の光景を見て感心していた。
「すごい、G3があんなに」
「何を驚いているんですか?例えG3スーツを着ていても、中身は人間……未知の未確認相手には油断は禁物です」
驚いているユウスケに対して北条は厳しい言葉を投げかける。
確かにG3の装着者は訓練されているとはいえ中身は人間だ。
それにユウスケや士は他の世界で怪人で出会ったとき、その厄介さを知っている……ワームは羽化すれば超高速能力・クロックアップを有し、成長した魔化魍は鬼が発する清めの音でなければ倒せない。
G3だけでは対処は難しいと判断した士はユウスケ達に声をかける。
「ユウスケ、黒鋼、ファイ、いくぞ」
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