オンステージ
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お腹も落ち着いた為、やっと本題に入る一行…
アルルが率先してオルテガの事を話し始める。
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「………っと言う訳で、ごめんなさいお母さん…この町にもお父さんの不貞の証が存在します…」
大体の事を皆に説明し、最後に母へ父の不埒さを謝罪するアルル…
母への申し訳なさと、父への怒りから、複雑な表情である。
「コラ!生まれてきた子には罪はありませんよ!それにオルテガの事を愛してしまった女性(ひと)も悪くはないのですから、そんな言い方は失礼ですよ!」
しかしオルテガの妻…アメリアはそれ程気にしては居らず、むしろアルルの言葉に怒りを表す。
「ふふふ…魅力的な男を愛してしまうと大変よねアメリアさん!私にも解りますよ…1人でフラつかせるワケにいかないですわね!」
「えぇ…まったくですわ!うふふ…」
似た様な立場のビアンカが、アメリアに笑いかける…そしてアメリアも、それに応える様に笑っている。
「さて…あの人が完全に生きていると分かった事だし、あとは今どこに居るのかを探らないとね!何か分かっているの?」
「そう言えば『誰にも真似の出来ない方法で、ゾーマの所へ乗り込む』って事でしたよ!?今はともかく、何れはゾーマの元に行くのだから、我らも目指すべきでしょう…」
アメリアの疑問に答えたのはラングストン…
「で…どうやって行けばいいの…そこには?」
そして更に疑問を提示したのはリュカだった。
出だしがアレだったので、珍しく会議に参加している。
「「「「……………」」」」
しかしリュカの疑問に答える者は誰も居ない…1人を除いて。
「なぁに…情報収集しに行ったのに、誰もゾーマの所まで行く方法を聞き出さなかったの?も〜う…しょうがないわねぇ〜…ちゃんと私が集めておいたわよ、情報を!」
何と!?
留守番し、大食堂で歌を披露していたマリーが、何時の間にか情報を手に入れているという…
まぁ、どうせ今手に入れた情報じゃ無いだろうけどね…
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