オンステージ
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
んな会話をしながら、アルルの部屋へと訪れ、勢い良く扉を開けるリュカ。
「しっつれーい!お腹空いたと思ったから、持って…き………」
だが室内では、あのリュカが絶句する状況になっていた…
「………キ、キャー!!!!!!!」
何とマリーの言う通り、アルルとティミーは真っ最中だったのだ!
「ご、ごめんなさい!マジでごめんなさい!!し、知らなかったから…本当に知らなかったんだよ!」
本当に焦って謝るリュカ!
「い、いいから出て行け!」
アルルは手元にあった枕を投げ付ける。
慌てて出て行くリュカ達…
気まずい雰囲気の中、アルルの部屋の前で待ち続ける…
凡そ5分程で、
「ど、どうぞ…もう良いですよ…」
と、恥ずかしそうなティミーの声が…
部屋にはいると、まだ男女の篭もった臭いが漂っているが、真っ赤な顔で正面のベッドに俯きながら腰掛ける若いカップル。
そしてリュカは、入室するなり即座に土下座。
「ごめんなさい!本当にごめんなさい!ワザとじゃ無いんです。今回は本当にワザとじゃ無いんだよ!君達は本当に真面目な子だから、こんな早い時間からエッチをするなんて考えても無かったんだ…本当にごめんなさい!」
「も、もういいです…私達も、2人きりで話してたら、何だか盛り上がってきちゃったから…その…と、ともかく忘れてください!それでいいですから!」
珍しく本気で謝るリュカを見て、恥ずかしいがこれ以上話題として残したくないアルルは、早々に切り上げ忘れる様に懇願する。
「でもアルル…そんに恥ずかしがる事じゃないのよ。私とお父さんが同じ事をしたから、貴女も生まれてきたんだから…もっと自信持ちなさい、とってもキレイだったわよ」
ワザとか天然なのか判断が付かないのだが、アメリアが先程の行為を褒めだし、話題を忘れようとはしない。
顔を赤らめている2人が一層赤くなり、俯き互いに別の方向を向いてしまっている…
「ア、アメリアさん!もういいでしょう…忘れましょう!キレイとか美しいとか、そう言う事じゃ無いんですから…人に見せる事ではないのですから!」
気まずさが原因で別れてしまう事を懸念するリュカが、慌ててアメリアに話題の変更を要求する。
しかしこの時、リュカもアメリアもしっかりと見ていた…
俯きそっぽを向くアルルとティミーだが、互いに手は握り合い指を使って撫で合っている事を…
《あぁ…どうやら大丈夫みたいだ…安心した》
《大丈夫ですよ。私の娘と、貴方の息子さんですから…》
リュカとアメリアは、互いに目で合図を送り、無言で頷き納得する。
そんな2人を見て、嫉妬心を煽られているのがビアンカだ…流石のリュカも、その事には気付いてない様で、今回のハプニングが完全に事故であった事を伺わせる。
取り敢えず、若いカップルの心も
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ