第三百六十九話 環境と災害も見てその九
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「そのうえでね」
「会談を行われますか」
「そうするわ」
「それでは」
「ええ、会談よ」
それの準備をしようと話した、そしてだった。
アレンカールはブラジリアのアマードの方に使者を送りそのうえで会談を申し出た、すると彼もだった。
会談を了承した、そうしてだった。
会談を行うことが決まったがアレンカールにリオデジャネイロの方から話が来ていた。
「あっちでモンスターが大量発生しているのね」
「陸空海で」
報告を行った若い天使の士官が答えた。
「そうなっていまして」
「あたい達に救援を要請してきているのね」
「はい」
そうだというのだ。
「これが」
「それどの様にするか」
「ご判断を伺いたいですが」
「若し救援を送って街が助かれば」
「我等の勢力に入りたいと申し出ています」
「そうなのね、そやけどね」
アレンカールは士官に自身の部屋で書類仕事をしつつ言った。
「今のあたい達の軍はね」
「まだ整っていませんね」
「装備も兵器もね、しかもね」
士官にさらに話した。
「数も少ないわ」
「左様ですね」
「送れても三百よ」
「モンスターの数は合わせて七万とのことです」
「お話にならない位ね」
「はい、まさに」
士官は沈痛な顔で答えた。
「そう言うしかありません」
「そうね、普通は勝てないわね」
全くと言うのだった。
「これは」
「左様ですね」
「ええ、けれどね」
「けれどですか」
「あたいが行けばね」
アレンカール自身がというのだ。
「変わるわ」
「星の方がですね」
「今から行って来るわ」
士官に顔を向けて答えた。
「神具に乗ってね」
「リオデジャネイロまで、ですか」
「ええ、急行して」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「リオデジャネイロに赴き」
「モンスター達を退治するわ」
「そうされますか」
「もうね」
それこそというのだった。
「軍を送るんじゃなくて」
「アレンカール様ご自身がですね」
「行くわ、星の子一人で十万の軍勢に匹敵する戦力があるというけれど」
アレンカールは俗に言われている言葉も出した、この世界では世界を救うという星の者にはそこまでの力があると言われているのだ。
「それは人の星の戦向きの職業でない子よ」
「それでは」
「あたいは神星で六将星よ」
「それならですね」
「七万のモンスター達もね」
彼等が相手でもというのだ。
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