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星河の覇皇
第八十七部第三章 港の整備その七十四

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「そうなるべきだ、何故ウェリントンやビルマスクが公爵になったか」
「その功績故です」
「二人共あまりにも偉大でした」
「そうなるに相応しいです」
「まさに」
「そうだったな、だからだ」
 それ故にというのだ。
「優れた者は貴族になりだ」
「そしてですね」
「公爵にもなり」
「その家をはじめる」
「そうあるべきですね」
「そうだ、王は一国の主でだ」
 こう言うのだった。
「中々な」
「それで、ですね」
「流石に王はなれません」
「公爵まではなれますが」
「王は特別です」
「王は君主だ」
 それになるというのだ。
「君主は流石にな」
「総統になれますが王にはなれません」
「王はそれぞれの国の君主です」
「そうした方です」
「それで、ですね」
「貴族に列せられても」
「王にはなれない、だが爵位は得られる」
 それはというのだ。
「なれる、そしてな」
「そうしてですね」
「エウロパ貴族としてですね」
「よりエウロパに貢献してもらうべきですね」
「そうだ、そして王にはなれないが」
 それでもというのだ。
「総統にはなれるな」
「総統は誰でもなれます」
「平民であっても」
「事実平民出身の総統も多いです」
「エウロパにおいては」
「労働者即ち平民の政党が選挙に勝ちだ」
 そしてというのだ、エウロパではイギリスの労働党が有名であり伝統的に平民の政党として知られている。
「そしてだな」
「総統選にも勝つ」
「そうしてですね」
「平民出身の総統も誕生する」
「そうなっていますね」
「だからだ」
 それでというのだ。
「そした総統も多く出た」
「エウロパの歴史において」
「貴族出身の総統も多いですが」
「平民出身の総統もですね」
「エウロパでは多いですね」
「貴族になることは断ることは出来る」
 本人が嫌だと言えばだ。
「実際にそうした者もいるな」
「はい、おられますね」
「平民階級であることにこだわりがあり」
「それで、ですね」
「断わられる方もおられますね」
「そうだな、だがそれでも総統にはだ」
 貴族になることを断ってもというのだ。
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