【第一部】新世界ローゼン。アインハルト救出作戦。
【第7章】アウグスタ王国の王都ティレニア。
【第7節】はやて、暴走。コスプレ祭り!
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(笑)】
次に着替えを終えたのは、ヴィータです。
彼女が薄紫色を基調としたドレスを着てウォークイン・クローゼットから出て来ると、ミカゲはとても嬉しそうな表情で、彼女にこう語りかけました。
「ああ。やっぱり、ミ・ロードはシグナム姉さんとお揃いなんデスね!」
「何だよ。あたしはただ、はやての字で『ヴィータ用』と書かれたタグのついた服があったから、何も考えずにそれを着て来ただけなんだが……これ、シグナムのドレスとお揃いなのか? あんまり似てねぇぞ」
「それは、『ふたりはパニッシャー』の第1話で、主人公の二人組がカジノに潜入捜査していた時の衣装デスよ!」
「お前って……そういうことは、きちんと記憶できるんだなあ」
ヴィータが呆れ顔で言うと、ミカゲはここぞとばかりに『エッヘン』と胸を張ります。
(別に誉めてねぇよ……。)
ヴィータは引き続き、呆れ顔でした。
【作者註:もちろん、架空のアニメです。(笑)】
一方、ザフィーラは、はやてをエスコートできるような、儀礼的な正装をして出て来ました。カナタとツバサは、やや管理局の制服(男性用)に近い感じのズボン姿です。
また、ヴィクトーリアはいかにも貴族的な雰囲気の衣装で、エドガーとコニィはその護衛騎士という感じの服装でした。
【ちなみに、ハイヒールというのは元々、『地面が(人間や家畜の)排泄物まみれであること』を前提とした履物なので、古代ベルカやミッドチルダのような衛生環境の整った世界では、そんな「履く者の足を痛めつけるような不健康な履物」は、最初から存在していません。
ローゼンもまた同様であり、当然ながら、八神家の面々もヴィクトーリアもコニィも他の女性陸士たちも、足元は「踵周り」のしっかりとした履物になっています。】
他15名の陸士と陸曹たちは、元々あまり着飾ることに慣れていなかったため、おおよそエドガーやコニィからの「お勧め」に従って、まあまあ無難な服装に落ち着きました。
女性陣は4名とも一応はドレス姿ですが、かなり『動きやすさを優先させた』という印象です。
こうして、「はやての通達」から30分以内には、全員が再びその場に集合しました。
幾つかの注意事項を確認した上で、計27名を9人ずつ3回に分けて王宮区に転送する運びとなります。
最初は、八神家の7人とカナタとツバサが、次には、エドガーと平の男性陸士8人が、最後に、ヴィクトーリアとコニィと四人の女性陸士と三人の陸曹たちが、まとめて転送されました。
時刻はすでに14時になろうとしています。
そして、14時からは、王都ティレニアの王宮区にある「西の大広間」で、いよいよ「ベルカ(方面)からの客人」を歓迎する宴が始
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