【第一部】新世界ローゼン。アインハルト救出作戦。
【第7章】アウグスタ王国の王都ティレニア。
【第2節】ローゼン上陸部隊の部隊編成。
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三尉。第九分隊長は、ザフィーラ(有事に限り陸曹長待遇)です。
そして、『第一・第四・第七の分隊長は、そのまま小隊長を兼任し、第二・第五・第八の分隊長が各小隊の副長を兼任する』という形になりました。
(当然ながら、リインははやてと、ミカゲはヴィータと行動を共にします。)
続けて、残る14名の陸士たちの配属も発表されました。
第一分隊に配属され、結果として、八神はやて准将およびリイン二等空尉に「随行」する形となった、ジェレミス一等陸士は「思わぬ大役」に今から緊張しまくっています。それに比べれば、第二分隊のヴィータ三佐とミカゲ准尉の許に配属されたオルドメイ一等陸士は、まだしも気楽な「雰囲気」ではありました。
以下、ゼルフィとノーラは第三分隊に。マチュレアとフォデッサは第五分隊に。ディナウドとガルーチャスは第六分隊に。ワグディスとレムノルドは第七分隊に。ドゥスカンとサティムロは第八分隊に配属となります。
そして、カナタとツバサは第九分隊となり、分隊長(と言うか、お目付役)として、ザフィーラが同行してくれることになりました。
また、はやては続けて、「第一次調査隊が持ち帰った数々の資料映像」の中から「街中を行く人々の姿」を撮ったものばかりを選んで、正面の大スクリーンにそれらの映像を次々に映し出して行きました。音声はカットされていましたが、それでも、市内の雰囲気などは充分に伝わって来ます。
「私らは今回、これらの映像に基づいて、現地の人々からも怪しまれずに済むような『現地人らしい服装』を多数、あらかじめ準備して来とる。必ずしも選択の幅は広くは無いんやけど、実際の上陸に際しては、各人とも自分の体格や役割に応じた服装を選び、それに着替えた上で任務に当たってほしい。
なお、〈本局〉でこれらの映像を調べた限りでは、たとえ昼間でも『女性が一人で、もしくは女性たちだけで、街中を歩いとる』という事例は一つも見当たらんかった。それが『元々の文化的な伝統によるものなのか、それとも、昨今の治安の悪化を背景としたものなのか』というのは、正直よぉ解らんのやけど、ここはやはり、現地の習慣に反した行動はなるべく控えた方が良えやろう。
そういう観点から、今回は『どの分隊にも、必ず男性が一人は入る』という形で部隊を編成した訳なんやけど……何か質問はあるかな? 別に、部隊編成とは別の話でも良えよ」
はやての問いかけに対して、ごく遠慮がちに右手を挙げたのは、コニィでした。はやてが小さくうなずくのを待って、コニィはこう発言します。
「いきなり尾籠な話題で恐縮ですが、現地のトイレ事情は、どのようになっているのでしょうか?」
「残念ながら、それも、よぉ解らんのや。念のた
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