孫家の一時
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悟天の籠には大量の栗が入っており、悟林は無邪気な弟に微笑みながら自分の成果を見せた。
「私もたくさん拾ったよ。後は木の実とか茸とか」
悟林は悟天以上に栗を拾っており、美味しそうな木の実も茸も籠に入っていた。
「へへ、オラも大量だぞ」
悟空も籠に大量の栗が籠に入っており、しかも大きな^を仕留めていた。
どうやら冬眠の前に餌を求めていた所を悟空に仕留められたようだ。
「ふふ、どうやらお父さんに負けたようだね悟天…悟天?」
本来なら素直な性格故にすぐに返事を返してくれるはずの弟が頬を膨らませていた。
「僕が一番少ない」
「「へ?」」
「僕が一番少ないよ」
それを聞いた悟空と悟林は顔を見合わせた。
悟林は栗の量こそ悟天と大差ないが、木の実や茸で差をつけており、悟空は2人より多く栗を収穫しており、でかい^まで仕留めているので確かに一番少ない。
不機嫌になっていく悟天に悟空と悟林は幼さ故のプライドを刺激されていることに気付いて慌てた。
「た、確かに悟天が一番少ねえけどよ…あ!でもオラも悟天くれえの時は全然採れなかったんだぞ!姉ちゃんだってそうだし!なあ!?」
「え?そ、そうそう!お姉ちゃんも悟天くらいの時は全然採れなかったんだよ。悟飯に至っては悟天と比べること自体がおかしいくらいに悲惨だったもん!」
「え?お父さん達が?そっかあっ!!」
機嫌が良くなる悟天だが、悟空も悟林も悟飯も悟天くらいの年齢の時から今と同じくらい採っていた。
だが、機嫌が良くなっている悟天を不機嫌にする必要はないと思いながら無邪気に家に帰ろうとする悟天を2人は優しく笑みを浮かべながら追い掛けた。
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