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ドラゴンボールZ〜孫悟空の娘〜
孫家の一時
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なる程ではないが、悟天が夢中になるのも分かると思って悟天に漫画を返した。

「姉ちゃん面白かった?」

「うん、まあ…面白かったよ」

面白いと思える部分はあったし、嘘は言っていない。

「なあ、悟林?悟飯ちゃん知らねえだか?」

「知らない」

何せ今回挑んできたのは悟飯の方なのだから詳細を話して理不尽に怒られて探す羽目になるのは御免被る。

一方悟飯はピッコロに回収されて動きがあまりにも直線的過ぎるなどの説教を受けており、尻の激痛に耐えながら聞いているのであった。

そして数時間後、デンデの治療を終えて戻ってきた悟飯はチチに遅く帰ってきたことを叱られていた。

「一体どこで遊んでただ!?最近グリーンヤサイマンばっかやってっから成績落ちてるし、これ以上成績が落ちるならグリーンヤサイマンは禁止だべ!!」

「そ、そんなぁ…グリーンヤサイマンじゃなくてグレートサイヤマンです…」

「そんなことはどうでもいいべ!しばらくグリーンヤサイマンの変身装置は没収するだ!!」

「ああっ!!」

チチに変身装置を没収された悟飯は落ち込んでいたが、しばらく変態衣装を見なくて済むので目に優しい日々が続くのであった。

「ねえ、お父さん。今日はヨカッタネ大根植えようよ。あれはすぐに成長するからさ。」

悟飯の奇行を見ずに済んでいるので悟林の心は雲1つない青空や星空のように穏やかである。

「(何か機嫌良いなぁ)そうだなぁ。あれは味が濃くて美味えもんなぁ。成長したらチチに煮物にして貰おうぜ!」

「僕も手伝う!!」

「ありがとう、悟天。そろそろパオズ山の秋の味覚も良い頃だろうし、栗とか拾っていこうか、3人は何食べたい?」

栗だけでなく木の実や茸も大量にある。

サイヤ人でも満足する自然の恵みがこのパオズ山にもあるのだ。

さつまいもも美味しい季節だろうし、腕によりをかけて可愛い弟や尊敬する父、そして何時も苦労をかけている母に作ってやろう。

「オラ、栗ご飯が良いなぁ!」

「僕はモンブラン!」

「うーん、オラは栗きんとんだべか…」

バラバラだが3人はきっと喜んで食べてくれると分かっているからこそやる気が出る。

悟飯は適当に余り物で良いだろう。

3人は早速外へと飛び出し、チチは娘達が取ってくる食材を調理するために道具を出し始めた。

「うんうん、これが家族ってもんだ」

これからもこんな幸せな時間が続けば良いとチチは願った。

パオズ山を散策し、早速悟林は栗やら木の実を収穫していき、悟空と悟天も美味しい栗料理を食べるために収穫する。

しばらく探して集合時間になると3人が集まり、栗拾いの成果を見せてくれた。

「僕、こんなに拾ったよ!」


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