孫家の一時
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する。
「(何を出すんだ?まさか姉さんが武器を!?)」
そして懐から出したのは1冊の漫画本であり、それを読み始めた。
「…何ですかそれ?」
「悟天が貸してくれた漫画。何でも大人気の忍者の物語らしいよ。ああ、別に気にしなくて良いよ。お前程度なんか漫画読んでようが何も変わらないから」
「ひ、久しぶりに…心の底からイラッとしたぜ…!姉さーーーんっ!!」
怒りに任せて潜在能力を解放した悟飯は完全に自分を舐めきっている姉に突撃する。
「そんな馬鹿正直な突進が通用するわけないでしょ阿呆」
悟飯の拳をかわして頭上を飛びながら悟飯の後頭部を後ろから蹴り飛ばし、あまりの痛みにしゃがむ悟飯の背中にまるでボールを蹴るかのような蹴りが入って吹き飛ぶ。
「うわあっ!?」
近くの木に勢い良く激突した悟飯を気にせずに漫画を読み、漫画の戦闘描写に感心する。
「へえ、こんなのもあるんだ。」
「こんのーーーっ!!」
先程よりもスピードを上げて突撃し、悟林は悟飯の猛ラッシュを片手で捌きながら漫画を読む。
やはりパワーがあっても技術が父親やベジータどころか他の仲間と比べても全く足りていない。
ブウとの闘いがあっても全く懲りていないのだからある意味悟空よりも楽天家だ。
悟飯の背後を取って大振りな回し蹴りを叩き込むと悟飯は勢い良く地面を滑っていく。
「お、これ使えるかも…」
「く、くそお…いい加減にしろーーーっ!!」
どれだけ攻めても漫画を読むのを止めない悟林に怒りの頂点に到達した悟飯は全霊の力を拳に込めたが、それもあっさりとかわされて背後に回られて悟林は漫画を閉じて両手を組んで人差し指を立て、指に強大な気が収束されていく。
「仮にも戦士が何度も後ろ取られんな馬鹿。何とか秘伝体術奥義!?年殺しーーーっ!!」
手を組む。
両方の人差し指だけを突き立てて狙いを定める。
相手のお尻にブスっとな。
漫画読む限り単なる“物凄い急所攻撃”である。
ただし超人の超上澄みの悟林の無駄のない速度と動き、そして鍛えられた指と指先に収束された気と駄目押しと言わんばかりの界王拳によってその威力は正に必殺を超えた超必殺。
指が刺さった瞬間に指先の気を解放し、凄まじい轟音と共に煙を上げて上空へと吹っ飛んでいった。
「うぎゃあああああああっ!!」
悟飯の悲鳴と共に星となり、悟林は近くの水場で手を洗って漫画の続きを読んだ。
手合わせを見ていた悟天と通りすがりの悟空は爆笑し、ピッコロは吹っ飛んでいった悟飯に関心も示さずに漫画を読み続ける悟林に溜め息を吐き、実力差があり過ぎると頭を悩ませながら悟飯を探しに行った。
「うん、面白い……かも?」
流石に夢中に
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