第49話 劉備に気に入られる?
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私は白蓮との有意義な時間を終えました。
劉備との出会いは余計でした。
白蓮の家を出ると夕焼けが綺麗でした。
「白蓮、今日はありがとう。そうだ!白蓮に頼みがあるんだがお願いできないか?」
私は折角、啄県に来たので盧植に会いたいと思いました。
盧植は確か史実で冀州牧となった袁紹の軍師をしていました。
その後、袁紹が公孫賛と対立を始めた1年後に病死しました。
盧植は原作に登場しないです。
上手くやれば麗羽を支える重要人物になる可能性があります。
病で死ぬ盧植を私の力で救うことができると思います。
神様から与えられた私のチート能力があればどんな難病でも治療できます。
盧植が生きて袁紹の元にいれば、白蓮を説得させることも可能です。
「正宗君、なんだい?私にできることなら言ってくれ」
「明日、この街を起つつもりだ。その前に高名な盧植先生にお会いしたい。取り次いで貰えないか?」
「そんなことならまかせてくれ!今日は遅いから明日の朝でいいかな。朝早くなら先生とゆっくりと話ができると思う」
白蓮は屈託のない笑顔で私の頼みを聞いてくれました。
彼女は本当に善良な人柄だと思いました。
いずれ彼女は是非とも私の陣営に組み込もうと更に強く思いました。
「朝早くでは盧植先生にご迷惑ではないかな」
「先生はそんなこと気になさらない。それに先生は朝が早いから大丈夫だよ。明日、迎えに行くから正宗君達が泊まる宿を教えてくれないか?」
「まだ、泊まる宿は決めていない。明日の朝、私が白蓮の家を訪ねるよ」
「そうか分かった!じゃあ、明日」
白蓮は笑顔で言った。
「正宗様、私も同行してもよろしいでしょうか?」
揚羽が私に頼んできました。
「揚羽さんが行かれるのでしたら私も行きますわ」
「私達は街を見て回るの―――」
「ウチも沙和と街で面白いモノがないか物色するわ」
「私は沙和と真桜が羽目を外さないように見張っておきます」
「凪も骨休めをするといい。旅に出れば、いつゆっくりと休めるか分からない」
「はっ!正宗様、お心遣い感謝します」
私達が明日のことを話していると劉備が私に話掛けてきました。
「劉ヨウさん、白蓮ちゃんと真名を交換をしているみたいだし、折角なので私ともお友達になりませんか?」
劉備が屈託のない笑顔をしました。
彼女の場合、悪意はないのでしょう。
「折角の申し出で申し訳ないが、劉備殿とは真名を交換するのは遠慮させてくれ」
「えっ?何でですか?」
劉備は私の言葉が信じられない、という表情をしています。
誰が彼女みたいな歩く疫病神と仲良くなりたいと思います。
私は御
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