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黄金バット 第五十六話 巨大なアナコンダをどうする
第二章
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「稀少な巨大アナコンダだ」
「研究対象にもなる」
「それ以上にアナコンダは悪いことをしていない」
「ただそこにいるだけだ」
「そのアナコンダを痛めていいのか」
「撃てば怪我をするし最悪死んでしまう」
「何もしていない命を奪っていいのか」
 自衛官の人達は戦う人達です、それだけに命の重みがわかっています。まして何をしていない命を奪っていいのかとです。
 構えを取って撃とうとする中で思いました、ですが撃って命を奪うことになるかも知れなくても眠らせでもしない限りどうしようもありません。それで自衛官の人達は止むを得ず撃つことにしました、ですが。
 ここで、でした、上野動物園の入り口にあるとても高い木の上からです。
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
「この笑い声は!」
「まさか!」
 高らかな笑い声を聞いた誰もがです。
 笑い声が聞こえて来た木の上を見ました、するとそこにです。
 黄金バットがいました、黄金バットは両手を腰の横にやって仁王立ちして裏地が赤い黒マントをたなびかせていました、そうしてです。
 おもむろに右手に先が尖り黄金色に輝く宝石が付いたステッキを出してでした。右手にステッキを持ってです。
 宝石が付いた方を大蛇に向けて突き出しました、すると宝石から虹色に輝く不思議な光線が出てでした。
 大蛇を撃ちました、すると大蛇は目を閉じてです。
 眠ってしまいました、自衛官の人達はその光景を見て言いました。
「黄金バットが催眠光線を出したのか」
「その催眠光線で大蛇を眠らせたんだな」
「それなら今のうちだ」
「すぐに大蛇をトラックのコンテナに戻すんだ」
「重機を使ってそうしよう」
「そして上野動物園に入れるんだ」
「あそこはもう大蛇を迎えられる環境は整っているぞ」
 こう言うのでした。
「巨大なプールがある頑丈なコンクリートに覆われたコーナーだ」
「この巨大な大蛇も安全に収容出来る」
「そこに入れられる様にするんだ」
「その為にも今は大蛇を確保するぞ」
 こうお話をしてでした。
 自衛官の人達は眠ってしまった大蛇に起きないかどうか要人しながら近寄りそうして網をかけてです。
 重機を使ってトラックに戻しました、そうしてトラックを応急修理したうえで横転を戻してそれからでした。
 動物園に運び入れ専用のコーナーに収容してです、全ては終わりました。そこまで終わってから誰もが思いました。
「今回も黄金バットに助けられた」
「若し黄金バットがいなかったらどうなっていたか」
「大蛇を眠らせるにしても命を奪いかねなかった」
「大きいだけでまだ何も悪いことをしていない大蛇を」
「そうなりかねないところを助けてくれて」
「黄金バット有り難う」
「本当に有り難う」
 黄金バッ
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