【第一部】新世界ローゼン。アインハルト救出作戦。
【第6章】ベルカ世界より、いよいよ新世界へ。
【第7節】各人の兄弟姉妹に関する雑談。
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う)に面したソルダミス地方の港湾都市に至る』という、ミッド中央における『ヒトとモノの移動』に革新をもたらすと期待されている幹線です。
この開通に合わせて、現地でも各種訓練場などを整備しておりますので、皆さんもオフトレなどの際には、ぜひ利用してやってください」
「何だ。お前ら、父親の会社の回し者かよ」
ガルーチャスは思わずそんな茶々を入れましたが、フォルガネア出身の凸凹コンビは、何やら念話で話し合い、小さくうなずき合っていました。
エドガーとコニィは順番が最後になりました。二人で少しだけ念話を交わしてから、まずエドガーがこう語り出します。
「私も、今のお二人と同様、兄弟姉妹は妹が一人だけです。いろいろあって、妹は早くにミッドを離れてしまったのですが、幸いにも、向こうの世界で主とするに相応しい人物を見つけ、私と似たような人生を歩んでいます。
つまり、すでに1男と1女があります。主に仕えながら、自分の身体で出産や育児までこなすとは、まったくもって頭の下がる思いですよ。我が身内ながら、よくできた妹です」
それから、コニィは次のように語りました。
「血縁者に限定すれば、私は長姉ですね。私の実母と継父との結婚は、『最初の配偶者と死別した者』同士の再婚でしたから、継父の連れ子たちは『私とは血のつながっていない二人の兄』ということになります。血のつながった弟妹は、母が生んだ種違いの弟が二人と妹が三人、合わせて五人います」
「コニィさんを含めて六人姉弟ですか? お母さん、頑張りましたねえ」
「家督を継げるのは、どうせ、先妻が遺した息子たちの方なのにね」
ゼルフィの感嘆の声には苦笑で返しながらも、コニィはさらにこう続けました。
「ちなみに、私の実父は、私が生まれる前に亡くなったのだそうです。いろいろあって、母と継父の正式な入籍は、互いに『最初の配偶者の1回忌』を済ませてからのことになりましたが、当時、母はまだ十代で、母乳の出もあまり良くなかったため、私は、その1回忌よりも先に乳母の許に預けられました。
ですから、私も今でこそ『コニィ・モーディス』と名乗っていますが、正直なところ、モーディス家の当主である継父や彼の血を引く子供たちに対しては、同母の異父弟妹も含めて、今ひとつ愛着が湧きません。
また、私は『6歳児の集団検診』で、それなりの魔力の持ち主だと判明すると、そこでようやく乳母の許から引き取られたのですが、継父から見れば、私は所詮、『血のつながらない養女』です。その後も、モーディス家には特に居場所が見当たらなかったので、私は早くからダールグリュン家にお仕えすることとなりました」
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