【第一部】新世界ローゼン。アインハルト救出作戦。
【第6章】ベルカ世界より、いよいよ新世界へ。
【第2節】ベルカ地上にて。フランツとの会話。
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ふね)がすでに〈本局〉から出航している』という情報それ自体が、管理局の内部でもまだしばらくは内密にしておかなければならない話ですので……ここはひとつ、『この場では、そもそも彼女の話題は出なかった』ということにしておいてはいただけませんか?」
「なるほど。いざとなったら、私が泥をかぶれば良い、ということだね。(笑)」
「もちろん、そうはならないのが一番なのですが。(苦笑)」
ヴィクトーリアも「フランツがコロナから責められる可能性があること」自体は否定しませんでした。それでも、フランツは笑ってこう応えます。
「まあ、黙っていれば大丈夫だろう。おそらくは、彼女の側にも『あそこにいる考古学者が、実は、ヴィクトーリア執務官の母方伯父だ』などという認識は無いだろうからね」
その後も、また別の話題で、三人はもう少しだけ雑談を続けたのですが、やがて当初の予定どおりに〈スキドブラドニール〉の艦橋からまた連絡が入りました。『先程、准将たちの回収が終わり、艦も今は第五地区の上空へと向かっておりますので、そろそろ転送の準備をしてください』とのことです。
ヴィクトーリアとコニィは、丁重に別れの挨拶を述べてから、再び「方形の基壇」に上り……やがて〈スキドブラドニール〉に転送されて、その転送室で「一足先に戻っていたはやてとリイン」の出迎えを受けたのでした。
【この時、『はやてとリインが第八地区で何をしていたのか?』という話や、『この後、ミウラやコロナが、一体何をどうしたのか?』といった話は、また「第二部」でやります。……まだまだ道は遠いなあ……。(苦笑)】
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