暁 〜小説投稿サイト〜
八条学園騒動記
第七百七十三話 サウナその十三

[8]前話 [2]次話
「普通に冷えたでしょうね」
「そこは本当にロシアね」
 彰子もその話を聞いて言った。
「何かね」
「そうでしょ、今は普通にね」
「水風呂あるのね」
「お風呂屋さん行くとね」
 そうだというのだ。
「それでお家にもシャワーあるでしょ」
「そこで冷たいお水浴びて」
「そうしてね」
 そのうえでというのだ。
「身体冷やしてね」
「また入るのね」
「そうしてるのよ」
「成程ね」
「それでね」
 アンネットはさらに話した。
「今は枝じゃなくてスポンジでね」
「石鹸やボディーソープも使って」
「そうしてね」
「身体洗ってるのね」
「もうね」
 この時代ではというのだ。
「そうなってるわ」
「そこは他の国と同じね」
「そうよ、ロシアもね」
「変わっていっていて」
「そうして入る風になってるのよ」
「そうなのね」
「それでね」 
 アンネットは彰子にさらに話した。
「昔はロシアイコールね」
「どうしたの?」
「女の人は太ってるってね」
 その様にというのだ。
「思われていたけれど」
「今もそんなイメージあるっていうか」
 アロアはアンネットのその言葉を聞いて自分の中にあるロシアのことを話した。ロシアの女性のことをだ。
「そうじゃないの」
「あれ着太りだから」
「厚着してるのね」
「皆ね」
「寒いからよね」
「そう、それで特に冬はね」 
 この季節はというのだ。
「そうしてるけれど」
「実は違うのね」
「そうなの」
 これがというのだ。
「今は毎日お風呂に入って」
「サウナにも」
「それで汗もかいてるし」
 そうもしてというのだ。
「あと室内でスポーツモね」
「ジムとかで」
「政府も推奨してるし」
 室内スポーツをというのだ、国民の健康管理と向上も国家にとっては忘れてはならない政策の一つであるのだ。
「それでね」
「スポーツもしていて」
「昔みたいにね」
 それこそというのだ。
「女の人は太るっていうのはね」
「昔のことなのね」
「そうよ」
 実際にというのだ。
「これがね」
「そうなのね」
「そう、そしてね」
 そうであってというのだ。
「ロシアの女の人は今はね」
「太ってないのね」
「そうした人が殆どよ」
 そうなっているというのだ。
「今はね」
「そうなのね」
「連合の他の国と同じよ」
 まさにというのだ。
「ロシアもね」
「そのことも変わったのね」
「そうなのよ」
「お風呂以外のことも変わるのね」
「何でもね」 
 アンネットはアロアに答えた、見れば三人共汗の粒がかなり増えて大きくなっている。身体も熱くなってきている。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ