第六幕その三
[8]前話 [2]次話
「私が誰かです」
「気になっていて」
「お手紙でも聞いていたんだね」
「私は援助するだけで」
大学に行くお金それに生活費をです。
「名乗らずまた手紙の返信もです」
「しなかったんだね」
「そうだったね」
「あくまで陰ながらで」
そうであってというのです。
「名乗り出ずお手紙の返信もせず」
「陰ながらだね」
「ずっとだね」
「援助するだけでした」
そうだったというのです。
「あの時の私は」
「それで主人がどういった人か気になって仕方なくて」
その頃のことをです、ジュディはまたお話しました。
「色々聞いていました、ですが今は」
「ご主人と結婚して」
「幸せになりまして」
「オズの国でもだね」
「一緒にいます、そしてです」
かかしに言うのでした。
「今ではこうしてです」
「この国の主だね」
「主人が大統領で」
「君は大統領夫人だね」
「そうなっています」
「そういえば君は女性の政治進出を言っていたね」
「行われるべきだと」
ジュディはかかしに確かな声で答えました。
「言っていました」
「そうだったね」
「大学時代から」
「そしてアメリカでそれが適って」
「今もです、そしてオズの国でもですね」
「そもそも女の子が国家元首だよ」
かかしは笑顔で答えました。
「首相はドロシーでね」
「トロット王女にベッツイ王女に」
「皆がいてね」
「政治をされていますね」
「そうだよ」
「そして他の女の人達も」
四人以外のというのです。
「政治に参加していますね」
「そうしているよ」
「素晴らしいことですね」
「全くだね」
「ジンジャー将軍の行動はどうかと思いましたが」
「ああ、僕がクーデターに遭った」
「言葉や文章を以て政治に参加するもので」
そうであってとうのです。
「武力や暴力ではです」
「参加すべきじゃないね」
「そうです、今はあの方も」
「農園の奥さんとして頑張っていてね」
「ご主人と一緒にですね」
「働きながらね」
農園でというのです。
「選挙に行ったりブログで政治のことを言ったりね」
「されていますね」
「エックスでもね」
「それでいいと思います」
ジュディはまさにとです、かかしに頷いて答えました。
「政治については」
「そうだね」
「はい、言葉や文章で」
そういったものでというのです。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ