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いんちゃう? 今 脱ごかー?」
「あほっ そんなん ちゃうわー」
お兄ちゃんは何か言いたげだったのだけど、お風呂に向かっていた。私は、その時、お兄ちゃんも、私と翔琉とのことにこだわり始めていると、直感で感じ始めていたのだ。
私は、夏休みを迎えて直ぐに、4泊5日の夏合宿で、琵琶湖のほとりにある旅館に来ていた。そこは、卓球台を何台も備えていて、私達は6台を使って、それぞれに分散して練習した。だけど、琵琶湖の砂浜が眼の前で、朝な夕なに走らされていた。
そして、合宿の最終日。大会の代表選考の試合が行われて、私は初戦 六角先輩とあたって、途中リードしたのだが、最後はバックサイドを攻められて負けてしまっていた。その後も、同学年の岩場花梨ちゃんにも負けてしまって、いいところを見せられなかったのだ。結果、六角先輩と他に3年生が1人、2年生が3人、そして、1年生で岩場花梨ちゃんが代表に選ばれていた。だけど、石切コーチが私に
「水澄はバックサイドが弱いの自分でもわかっているでしょ 結局 そこを攻め込まれて負けてしまうんだからー もっと 考えないさい! でないと ず〜っと上には上がれないわよ! 水澄はリザーブにするからそのつもりでね 監督もあの子はきっと伸びるから、育てて行こうって言ってたのよ」と、言ってきた。若葉ちゃんも個人戦では上のほうに喰い込んでいたので、次は若葉ちゃんだと思っていたのに・・・。
リザーブって何? つもりって どうすればいいの? でも 私の頭の中は三国の海に行くことに跳んでいたのだ。また ふたりで夜の海を見れるのかなー 見つめ合ったりしてぇー・・・それで うふっ
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